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レイダース戦でのQBメイフィールドのステータスに“取り組んでいる”とラムズHCマクベイ

2022年12月08日(木) 15:21

ベイカー・メイフィールド【AP Photo/Joshua A. Bickel】

クオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドが2022年の2つ目のチームに合流した。メイフィールドの新ヘッドコーチ(HC)によれば、ウェイバーで獲得されたクオーターバックはチームにアップグレードとして受け止められているという。

あるチームから積極的にリリースされた選手がそういった扱いを受けるのはまれだが、ロサンゼルス・ラムズの状況はこれに当てはまる。ラムズは故障者リザーブ(IR)入りしたマシュー・スタッフォードの代役として、バックアップQBのジョン・ウォルフォードや3番手のブライス・パーキンスを頼らざるをえない状況だった。たとえメイフィールドがすぐにフィールドに立つことがなかったとしても、元全体1位指名選手――先発の経験が豊富で、プレーオフで勝利したこともある――が健康な状態であれば、その選手を起用するのが最高の選択肢なのは明らかだ。

「彼ほどの腕前の選手が獲得可能な状況で、われわれのクオーターバックルームの状況を見れば、それがわれわれにとって正しい動きだと思えた」とラムズのヘッドコーチ(HC)であるショーン・マクベイは現地7日(水)に話している。

「彼のゲームのことは、彼がもたらすさまざまなことと同じように尊敬してきた。彼のことは少し知っていて、コンバインに一緒に行ったんだ。彼がロサンゼルスでトレーニングしていたときに、サウスウエスト航空で隣の席になった。LAX(ロサンゼルス国際空港)からインディアナポリスまでの唯一の直行便だった」

「明日の彼のステータスについては、それに関連することに取り組んでいる。まだ完了したばかりなんだ。彼は文字通り、昨夜にここに着いた。信じられないくらい切れるヤツさ。彼がいるのはいいことだ。われわれは本当にクオーターバックルームがアップグレードされ、彼をこのビルに迎えるチャンスが与えられたと感じており、これからどうなるかを見て、一日ずつ進めていく」

火曜日にラムズに加わったメイフィールドが、サーズデーナイトフットボールでプレーすると考えるのは無理がある。マクベイHCがシーズン第14週のラスベガス・レイダース戦にメイフィールドが出場することに熱意を持っていなくても当然だ。しかし、完全にメイフィールドの出場を否定したわけではないという点が、ラムズのクオーターバックポジションの現状を表している。マクベイHCの厚いプレーブックをメイフィールドが即座に消化し、マスターすることにも期待できない。とは言え、何らかの緊急事態があれば、ラムズは専門用語のどこかで折り合いをつける方法を見つかるかもしれない。

「クオーターバックに求められるあらゆることを考えれば、これだけ短期間で彼を出場させるというのは、私の経験では前例がないものの、求められるのであれば彼には可能だと思う」とマクベイHCは話す。

「明日まで、まさに1日ずつやっていく」

メイフィールドについて語るときのマクベイHCの口調は、昨年の大部分でかつての自分の力を出せなかったクオーターバックに対するのものとしては、異例なほどポジティブだった。しかし、メイフィールドが最初にNFLで名を挙げた経緯から、マクベイHCをはじめ、一部の人々はメイフィールドに必要なのは正しい状況――コーチングスタッフやサポートスタッフ――だけだと考えるかもしれない。

今のところ、書面上ではラムズはそういった状況にない。オフェンシブラインに頻発する変更で浮き沈みし、2人のトップレシーバー(クーパー・カップとアレン・ロビンソン)をケガで失った。何も失うものがない今、落胆のシーズンを送っているとはいえ、その事実がマクベイHCやジェネラルマネジャー(GM)レス・スニード、そして他のラムズ首脳陣が元全体1位指名選手にチャンスを与えるのを止めることはない。

少なくともマクベイHCの言葉を信じる限り、ラムズがメイフィールドを獲得したことは、ディビジョンライバルであるサンフランシスコ・49ersとの頭脳戦とは無関係のようだ。

ラムズがメイフィールドをクレームしたのは49ers加入を妨げるためだったのかと尋ねられたマクベイHCは「いや、パンサーズが彼をリリースし、マシューのIR入りが明らかで、ジョンの首が不安定な状況だったことからくるものだ」と返答し、こう続けた。

「われわれはどこかでそれを解決しなければならなかった。われわれにとってタイミングがちょうど良かった。うまくいったし、そのことに良い感触を得ている」

ラムズがクオーターバックを必要としていたという点で、マクベイHCは正しい。ウォルフォードやパーキンスのパフォーマンスは不十分であり、確かに彼らが別の場所に目を向けるのを妨げるものではなかった。おそらく、そう遠くないうちにメイフィールドがラムズでのデビューを果たすだろう。繰り返すが、今の時点でラムズが失うものは多くない。もしかしたら、ラムズはメイフィールドが自分には2023年にどこかで挑戦する価値があることを証明するのを助けるかもしれない。

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