ACLとMCLを断裂して手術を受けたと明らかにしたカーディナルスTEアーツ
2022年12月09日(金) 10:03ザック・アーツは膝のケガが原因でシーズン終了になった。そして今、その理由が明らかにされている。
現地8日(木)、ウォルター・ペイトン・マン・オブ・ザ・イヤーにノミネートされたアリゾナ・カーディナルスのタイトエンド(TE)アーツは、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)とMCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)を両方とも断裂し、修復のために手術が必要だったと報道陣に明かした。
アーツは2023年シーズン第1週での復帰を目指しているものの、現時点でそれは保証できないともつけ加えている。
8シーズン半を共にしたフィラデルフィア・イーグルスに涙の別れを告げ、2021年シーズン中にトレードでカーディナルスに入団したアーツ。昨季、カーディナルスに移ってからはキャッチ56回で574ヤード、タッチダウン3回を記録し、シーズン終盤にかけて停滞していったチームに少しばかり貢献した。
2022年シーズンに重要な役割を取り戻し、それを担ってきたアーツは、11月13日に勝利したロサンゼルス・ラムズ戦で膝を負傷するまで、10試合に出場してターゲット69回中キャッチ47回、406ヤード、タッチダウン4回をマークしている。
プロボウルに3度選出された経歴を持つ32歳のアーツは、34歳になる2024年シーズン終了時まで契約下にある予定だ。チームに残る価値があることと、1,000万ドル(約13億6,576万円)のデッドキャップナンバーを新リーグイヤーの最初の部分に持ち越すことから、アーツは2023年もカーディナルスにとどまる可能性が高い。それを踏まえると、アーツの回復とフィールド復帰を待つより他に選択肢はないと言える。
アーツは今シーズンよりも競争力のあるカーディナルスに戻ってくることを望んでいるはずだ。
【RA】