ニュース

カウボーイズが元コルツWRのT.Y.ヒルトンと契約

2022年12月13日(火) 08:49


インディアナポリス・コルツのT.Y.ヒルトン【AP Photo/Stacy Bengs】

11カ月がかかった。だが、ワイドレシーバー(WR)T.Y.ヒルトンはタイトルを追いかけるべく、NFLに戻ってくる。

ベテランレシーバーのヒルトンがダラス・カウボーイズと契約すると、現地12日(月)に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとジェーン・スレーターが報じた。チームも後にこの動きを発表している。

ヒルトンは月曜日にチームを訪問しており、レギュラーシーズンが残り1カ月しかない中で、カウボーイズに加入することに前向きな印象を得たようだ。10勝3敗で4連勝の波に乗った状態でシーズン第15週を迎えるカウボーイズは、プレーオフで勝ち進もうと準備を進めている。

カウボーイズのヘッドコーチ(HC)であるマイク・マッカーシーは「素晴らしい補強だ」と話し、ヒルトンが次の日曜日に組まれているジャクソンビル・ジャガーズ戦でプレーする可能性はあると続けた。

「われわれは水曜日に彼とフィールドに出て、彼に慣れさせていく。彼はワークアウトをやった。すべてを見事にこなしていた。タイミングはちょうどいい。彼には準備ができている」とマッカーシーHCは語っている。

33歳のヒルトンが最後にプレーしたのは、これまでに知っている唯一のチームだったインディアナポリス・コルツに所属していた2021年のことだ。昨シーズンを故障者リザーブ(IR)リスト上でスタートしたヒルトンは10月中旬に復帰し、10試合でキャッチ23回、331ヤード、タッチダウン3回をマークした。

フリーエージェント(FA)になってからは忍耐強く次のチャンスを待ち、2022年レギュラーシーズンの終盤まで所属チームのない状態だったヒルトン。一方のカウボーイズは2022年シーズンの大部分でレシーバーの補強に関心を持っており、トレード期限前には何らかの動きの可能性を探り、最近ではオデル・ベッカムに長くラブコールを送っていた。

新レシーバーの調子を上げるまで4週間しかなくなる中で、カウボーイズはベッカムからすでに準備の整っているヒルトンに切り替えたようだ。ヒルトンはシーディー・ラムをはじめ、マイケル・ガラップ、ノア・ブラウン、ジェーレン・トルバート、ジェームズ・ワシントン、そしてリターナー(R)ケボンタエ・ターピンらがいるロースターに加わる。

ヒルトンはピークを過ぎているものの、コルツで経験した豊富な勝利の経験をチームにもたらすだろう。4度のプロボウラーがNFLで10位につける攻撃陣にすぐに影響を与えることができるのか、期待される。

「“ここにいることにワクワクしている・・・さあ、やろうぜ!”」

【A】