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ベテランWRビーズリーがビルズと契約して現役復帰

2022年12月14日(水) 09:52

バッファロー・ビルズのコール・ビーズリー【AP Photo/Charlie Riedel】

コール・ビーズリーがバッファローに戻ってくる。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地13日(火)朝に状況を知る人物の話を元に伝えたところによれば、バッファロー・ビルズがベテランワイドレシーバー(WR)のビーズリーと練習生として契約を結び、すぐにゲームデーロースターに昇格させる見込みだという。

その後、チームはこのニュースを正式に発表。同時に、ディフェンシブタックル(DT)ブランディン・ブライアントと契約してアクティブロースターに登録するとも公表した。また、今回の動きに伴い、WRマーキース・スティーブンソンとDTのC.J.ブリュワーはカットされている。

キャリア最初の7シーズンをダラス・カウボーイズで過ごしていたビーズリーは、2019年から2021年までの3年間にわたってビルズに所属しており、クオーターバック(QB)ジョシュ・アレンにとっては信頼に足り、チェーンを動かすこともできるターゲットとなっていた。ビルズで過ごした最後のシーズンに、現在33歳のビーズリーは16試合に出場してキャッチ82回で693ヤード、タッチダウン1回を記録している。

過去2シーズンで、ビーズリーは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンを接種しないと決めたことで論争に巻き込まれ、当時のNFLプロトコルの多くに異議を唱えていた。

オフシーズンにトレードを求める許可を得たビーズリーは、最終的に3月にビルズから放出されている。

その後、ビーズリーは9月にタンパベイ・バッカニアーズと練習生として契約を結んだが、わずか2試合に出場してキャッチ4回、17ヤードを記録した後に放出された。

ビーズリーは10月に引退を表明し、「これからはフルタイムの父であり、夫である時間だ」と語っている。

そして今、ポゼッションレシーバーはポストシーズン進出に向けて突き進むビルズに戻ろうとしているのだ。

ビルズはステフォン・ディッグスやゲイブ・デービス、アイザイア・マケンジーの後ろに控えるベテラン要員を探し求めていた。ジェイミソン・クラウダーが依然として故障者リザーブ(IR)に置かれていることから、ビーズリーは即戦力としてスロットの役割を担うだろう。そして、アレンはすでにオフェンスを熟知している信頼できるレシーバーを得られるはずだ。

先日、ビルズはスターWRオデル・ベッカムの訪問を受け入れている――ベッカムの訪問を受け入れたのはビルズの他にニューヨーク・ジャイアンツとダラス・カウボーイズだけだ。しかし、レギュラーシーズン中におけるベッカムの出場可否に疑問が残るため、ビルズはすぐにプレー可能なビーズリーを連れてきた。この2日間で、ベッカム獲得に積極的だったチームがベテランレシーバーと契約するのは2回目であり、カウボーイズは月曜日にT.Y.ヒルトンと契約を結んでいる。ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)の回復を目指すベッカムの準備態勢に対する懸念から、チームが即戦力を求めて他に目を向けているのは明らかだ。

【RA】