シーズン第14週にサンフランシスコ・49ersのワイドレシーバー（WR）ディーボ・サミュエルがカートに乗せられてフィールドを離れたとき、サミュエルが重傷を負って長期にわたって離脱するのではないかという懸念が生じていた。

しかし、それから間もなくして、サミュエルはハイアンクルスプレインと診断されている。それにより、レギュラーシーズンが終わるまでに復帰できるのではないかとの楽観的な見方が広まっていた。

シーズン第18週に組まれているアリゾナ・カーディナルス戦に復帰することは現地8日（日）に実現するかもしれないが、サミュエルは足首の状態に判断を委ねようとしている。

『Associated Press（AP通信）』によると、サミュエルは水曜日に「必ずしも無理をするとは限らない。自分を危険にさらすつもりはない。100％準備が整っていなかったら、出場するつもりはない」と語ったという。

サミュエルが水曜日の練習にフル参加とされていたことから、シーズン最終戦に出場できるのではないかとの期待が高まっている。

49ersはNFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）西地区優勝をすでに決めているが、日曜日に実施される試合の結果で得られるものがないわけではない。

日曜日、自分たちがカーディナルスに勝利した上で、フィラデルフィア・イーグルスがニューヨーク・ジャイアンツに敗れれば、49ersはNFC第1シードを獲得できるのだ。

それにもかかわらず、サミュエルは出場するのに万全な状態でなければ復帰するつもりはないと明言している。

チームがタンパベイ・バッカニアーズに勝利した試合で負傷したときのことを「もう終わったと思った」と話しているサミュエルは「15年間プレーしてきた中で、あんな状態になったのは初めてだったし、ある意味怖いシーンだった。そこから抜け出せたと分かっているだけでも、クレイジーだ」と続けた。

サミュエルはまだ終わっていない。現在、疑問となっているのは、サミュエルが日曜日に復帰を果たすのか、それともプレーオフで復帰を果たすのかということだ。

【RA】