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73歳のファルコンズDCディーン・ピースが引退へ

2023年01月10日(火) 13:49


アトランタ・ファルコンズのディーン・ピース【AP Photo/Kyusung Gong】

アトランタ・ファルコンズの守備コーディネーター(DC)である73歳のディーン・ピースがチームと選手たちに引退の意思を表明したと、ファルコンズが現地9日(月)に明かした。

ファルコンズはピースの代役を求めて、広い範囲に網を投げることになるだろうと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じている。2022年のファルコンズ守備陣は被獲得ヤードで27位、インターセプト率で24位、サック率で32位、被得点で23位となっていた。

7勝10敗のファルコンズはシーズン終盤にプレーオフ争いから脱落したものの、ラスト9ゲームのそれぞれで相手に許したのは25ポイント以下だった。

ヘッドコーチ(HC)のアーサー・スミスはピースについて「すべての仕事や犠牲は正しく評価される」とコメント。

「われわれはこれをやるために報酬を得ているのであって、ものすごく幸運なことではあるが、払わなければならない犠牲というものもある。ディーンはあらゆるレベルでコーチし、成功を収めてきた人物だ。彼は多くの人生に影響を与え、このゲームに影響を与えてきた」

73歳のピースは2021年シーズンに先立ち、スミスがHCに就任した後でチームに加わった。その以前、ピースは18年過ごしてきたNFLでニューイングランド・ペイトリオッツやボルティモア・レイブンズ、テネシー・タイタンズでDCを務めている。それより前にはカレッジフットボール界で仕事をし、ニック・セイバンのアシスタントとして働いたほか、ケント州立大学で6年にわたってヘッドコーチの座にあった。

1970年代に高校のコーチで始まったピースのコーチングキャリアは、50年にもおよんでいる。

ピースにとって、これが最初の“引退”ではない。レイブンズに在籍していた2017年シーズン後に引退を発表したものの、それから1カ月もたたないうちにタイタンズの守備コーディネーター役を引き受けた。

ピースは2度のスーパーボウル優勝を経験している。一度はペイトリオッツのラインバッカーコーチとして、もう一度はレイブンズの守備コーディネーターとして。後者では、サンフランシスコ・49ersと戦った第47回スーパーボウルで、ピース率いる守備陣がゴールラインできわめて重要な防御に成功していた。

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