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2023年もセインツHCにとどまると考えるデニス・アレン

2023年01月10日(火) 15:28


ニューオーリンズ・セインツのデニス・アレン【AP Photo/Gerald Herbert】

デニス・アレンは2023年もニューオーリンズ・セインツのヘッドコーチ(HC)にとどまると考えている。

最初のシーズンを7勝10敗で終えたアレンHCは、仕事を維持できるとの保証は特に必要ではないとし、ジェネラルマネジャー(GM)であるミッキー・ルーミスとの話し合いはオフシーズンになると話している。

『Saints News(セインツ・ニュース)』のジョン・ヘンドリクスによれば、アレンHCは現地9日(月)に「そのことについてさらに話し合う必要性があるとは思っていない」とコメントしたという。

今後もセインツのコーチであることに自信があるか問われたアレンHCは「私はそういったきざしを得ている」と答えた。

アレンHCの監督下で、セインツは2016年以来の負け越しシーズンを送った。マネジメントに過ちのあった試合や振るわぬパフォーマンス、精彩を欠く展開によって、多くのセインツファンがアレンHCに仕事を果たすことを求めてきた。

しかし、セインツ首脳陣は変化をもたらそうとは思っていない。

日曜日には対戦相手だったカロライナ・パンサーズのQBサム・ダーノルドがトータルで43ヤードしか投げていないにもかかわらず、終盤のフィールドゴールで敗れたセインツだが、ラスト4ゲームのうち、3試合では勝利を挙げていた。

また、セインツは主要な選手たちをケガで失っていた。マイケル・トーマス(14試合)、ジャービス・ランドリー(8試合)、マーション・ラティモア(11試合)、マーカス・メイ(7試合)らが戦線を離脱している。今季のセインツでは75名の選手が試合に出場しており、これはリーグで9番目に多い人数だった。

セインツはクオーターバックのポジションに疑問符のついた状態でオフシーズンを迎えている。ジェイミス・ウィンストンからスターターの役割を引き継ぎ、14試合に先発したアンディ・ダルトンには浮き沈みがあった。ダルトンが攻撃陣の不調の主要な原因だったわけではないものの、荒波に浮かぶ舟を助ける存在でもなかった。そのダルトンはフリーエージェントになる予定だ。ウィンストンにはあと1年の契約が残っている。

そして、トーマスの未来もある。過去2シーズンで3試合しかしていないトーマスは、新たな契約がないままになるかもしれない。

アレンはトーマスや攻撃コーディネーター(OC)ピート・カーマイケルをはじめとするすべてのスタッフについて、まだ決断は下されていないことをほのめかしている。

セインツは2022年シーズンに、ショーン・ペイトン元HCがいなくなった最初のシーズンにポストシーズンで勝ち進めると信じているかのような動きをとった。これには2023年ドラフトの1巡目指名権(全体10位)を、昨年のドラフトでのトレードアップに使ったことも含まれる。

アレンは2023年シーズンを前にその見方を繰り返し、7勝10敗は十分ではなかったものの、チームは急速な転換に近づいていると考えている。

オークランド・レイダース(現ラスベガス・レイダース)とセインツでのキャリアを通じ、アレンHCは15勝38敗となっている。

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