プレーオフ経験の少なさは「おそらく強調され過ぎている」とジャイアンツHCダボール
2023年01月11日(水) 10:28ブラインア・ダボールは現地15日(日)のミネソタ・バイキングス戦で、ヘッドコーチ(HC)として初めてポストシーズンでニューヨーク・ジャイアンツを指揮する。ダボールHCは経験の少なさが誇張されていると感じているようだ。
ダボールHCは月曜日に「正直なところ、経験に関してはおそらく強調され過ぎているように思う」と『New York Post(ニューヨーク・ポスト)』に話している。「要はどうやって準備して練習するか、そして最終的にはどうやって試合を戦って指揮するかで、それはどの試合でも同じだ」
確かにダボールHCは日曜日にヘッドコーチとして初めてプレーオフでNFLのチームを率いることになるが、プレーオフの常連チームには何度も在籍したことがある。彼はニューイングランド・ペイトリオッツでアシスタントとしてスーパーボウルを5回制覇しており、アラバマ大学ではニック・セイバンHCとともに大学全米選手権で優勝している。そして、過去3シーズンはバッファロー・ビルズの攻撃コーディネーター(OC)として毎年プレーオフに出場してきた。
ダボールHCのもとでコーディネーターを務める3人のスタッフは全員がスーパーボウルリングを持っている。守備コーディネーター(DC)のウィンク・マーティンデイルはボルティモア・レイブンズと、OCのマイク・カフカはカンザスシティ・チーフスと、そしてスペシャルチームコーディネーターのトーマス・マゴーギーは2007年にジャイアンツとそれぞれスーパーボウル優勝を果たしている。
「私はこれまで経験値が高いチーム、低いチーム、ほとんどないチームなど、さまざまなチームを渡り歩いてきた」とダボールHCは言う。「本当に重要なのはチャンスが来たときにそれをモノにし、良いフットボールの試合をして、それを指揮することだ。とにかく、誇張されている」
選手たちはプレーオフの経験が少ないかもしれないが、日曜日の試合に向けては自分たちにとって大き過ぎる舞台だという心配はないようだ。
ランニングバック(RB)のセイクワン・バークリーは「スーパーボウルの試合を指揮したり、何らかの形でかかわったコーチが何人もいる。俺たちが目指すところに行くためには、彼らの経験とコーチング能力が間違いなく必要になる」と話している。
ダボールHCは試合が始まればそれまでの経験よりもチームがどう対応するかが重要だと指摘する。
「私はさまざまな状況を経験してきた」とダボールHCは述べている。「私がスーパーボウルに参加した最初の年、クオーターバック(QB)はペイトリオッツの選手としてプレーオフに出場したことがなかった。経験のある選手もない選手もいた。ビルズでは経験があったが負けている」
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