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ナサニエル・ハケットをパッカーズに呼び戻すことに前向きな姿勢を示すラフルアーHC

2023年01月11日(水) 11:09


グリーンベイ・パッカーズのヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアー【Todd Rosenberg via AP】

ナサニエル・ハケットが先月にデンバー・ブロンコスからヘッドコーチ(HC)の任を解かれた後、グリーンベイ・パッカーズのマット・ラフルアーHCはもともとパッカーズで攻撃コーディネーター(OC)を務めていたハケットを呼び戻すことに前向きな姿勢を見せているようだ。

『ESPN』によると、パッカーズのシーズンが終わった後、ラフルアーHCは現地9日(月)に「そういう思いを抱いているのは間違いないと思う」と述べたという。「偉大なコーチはいくらいても足りないし、ナサニエルと彼がここでやってきた仕事に対して私がどう思っているかは皆さんもお分かりだろう。とはいえやはり、まだ評価の段階に入ったばかりだ。デンバーで解雇された後、彼と話をした。彼が家族との時間を必要としていることも分かっている」

ラフルアーHCはハケットと会話を交わしたのは解雇された友人の様子を伺うためだったと言及している。ハケットはパッカーズで3シーズンにわたってラフルアーHCの下で攻撃コーディネーターを務めていた。デンバーで指揮を執ったのはわずか15試合だったが、パッカーズでクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースと過ごした時間はヘッドコーチ職を手に入れる助けとなったはずだ。ハケットが2023年にコーチを務めるつもりであれば、パッカーズに戻ってくるのはある程度、理にかなっている。特に、ロジャースがキャリアを続ける場合はそのように言えるだろう。

2022年シーズン、ハケットがいた時からプレーをコールしていたラフルアーHCは、アダム・ステナビッチが攻撃コーディネーターに就いてからもその仕事を受け持っていた。ラフルアーHCは今後のためになるのであればプレーコールの役目を放棄することも検討すると明かしている。

「プレーコールに関する懸念は、私の頭にもよぎっている。チームが成功する上でベストなことをしたいと思っているという観点で言うとね」と語ったラフルアーHCは「それが試合に勝つための最善の方法だと思えば、100%譲り渡すつもりだ」と続けた。

一方、ラフルアーHCは守備コーディネーター(DC)ジョー・バリー――2022年シーズンにファンの怒りの矛先となっていた――に関しては、変化を起こすつもりがないようだ。ほとんどのコーチと同様に守備コーディネーターもチームに戻ってくると予想していると述べたラフルアーHCはこうコメントしている。

「スタッフの変更はほとんどないと思っている。私たち全員が、特に私自身が改善できることがたくさんあると間違いなく思っている。だが、ロッカールームだけではなく、コーチングスタッフも含めて、私はみんなを信じている。そして、さっきも言ったように、改善しなければならないことは多くあるのか? もちろんだ。それは間違いない」

【RA】