“再建の一端”を担うつもりはないとテキサンズWRクックス
2023年01月11日(水) 13:05ヒューストン・テキサンズはヘッドコーチ(HC)ラビー・スミスを就任からわずか1シーズンで解雇することで、またしてもオペレーションを再起動している。そうした中で、ワイドレシーバー(WR)ブランディン・クックスは今回の再建計画には関わりたくないと考えているようだ。
『ESPN』によると、クックスは現地9日(月)に「今回の再建に携わりたいと思いながらこのオフシーズンを迎えるわけではない」と明かしたという。
クックスはトレード期限前にテキサンズからの退団を希望していたが、議論は行き詰まってしまった。トレード期限が過ぎた後、しばらくチームから離れていたクックスは、キャプテンの座を剥奪されている。
2022年に13試合に出場して699レシーブヤード、タッチダウン3回を記録してテキサンズをけん引したクックスは、今もなおヒューストンからの脱出を模索している。
「どんなふうになるとしても、再建の一端を担うことに関しては検討していない」と語ったクックスは「だからこそ、俺は自分の陣営と代理人が、ここからそこへいくためのマップを手に入れ、信頼できる計画を持つものの一部になるということがどんな感じかを確認できると信じている」と続けた。
クックスは前回のオフシーズンに2年の契約延長に合意。それには2023年に保証されたサラリーとして支払われる1,800万ドル(約23億8,527万円)も含まれており、それが期限前のトレードを妨げた一番の理由となっていた。しかしながら、3月にオープンマーケットでワイドレシーバーが不足する見込みとなっていることから、ワイドレシーバーを必要としているクラブがより好ましい条件を提示するかもしれない。クックスが契約の再編に合意する可能性もあるが、そうならなければ、テキサンズはトレードの円滑化を図るために金銭面である程度の負担を覚悟しなければならないだろう。
【RA】