バイキングスがエド・ドナテルDCを解雇
2023年01月20日(金) 11:15ワイルドカードでニューヨーク・ジャイアンツに敗れ、シーズンが終わってから4日、ミネソタ・バイキングスが守備コーディネーター(DC)エド・ドナテルの在任期間は終わったと発表した。
1シーズンを経てドナテルを解雇したバイキングスの決断について、ヘッドコーチ(HC)のケビン・オコンネルは現地19日(木)に発行された声明でこう説明している。
「今日、私はエド・ドナテルに、われわれは守備コーディネーターについては2023年に別の方向へ進むと知らせた。人間としてもコーチとしても彼にはとてつもない敬意を抱いており、難しい決断だったものの、われわれのフットボールチームの未来にとって正しい決断だと信じている」
「昨シーズンのバイキングスへのエドの献身や、彼が選手やコーチたちに与えてくれたポジティブな影響、そしてヘッドコーチとして最初の年だった私が基礎を築く上で彼が果たしてくれた役割に感謝したい。エドと彼の妻であるシャリさんの未来が輝かしいものであることをわれわれ全員が祈っている」
「ミネソタ・バイキングスにチャンピオンシップのスタンダードを構築し続ける中で、この重要な役割を埋めるためにすぐにサーチを開始する」
ドナテルが放出されたのは決して驚きではなかった。NFLでのアシスタント経験の長いドナテルは、ミネソタでの初年度を通じて多くの批判にさらされてきた。そして、バイキングスが先週の日曜日にニューヨーク・ジャイアンツに31対24で敗れたことで、風当たりはさらにきつくなっていた。ジャイアンツのクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズはミネソタの守備陣を切り裂き、431ヤードを稼いでいる。
水曜日までオコンネルHCはドナテルの未来についての質問をかわし、コーチ陣の評価は進行中であり、今週を通じて続く見込みだと話していた。それにもかかわらず、すでに見えていた未来は木曜日に現実のものになっている。
ドナテルはグリーンベイ・パッカーズ、アトランタ・ファルコンズ、デンバー・ブロンコスで守備コーディネーターを務めた危険があり、バイキングスにはオコンネルHCの初期スタッフとして加入していた。勝敗の記録でいうと驚くほどの成功を収めたバイキングスだが、守備陣は2022年シーズンの大部分で苦戦している。レギュラーシーズンはワンスコアゲームで11勝0敗という見事な戦いを見せたバイキングスだが、プレーオフではその魔法がとけ、ドナテル率いる守備陣は30ポイント以上を相手に許している。それは今季6度目のことだった。
バイキングスは被得点で28位、被獲得ヤードで31位という成績でシーズンを終えた。スターがそろった攻撃陣の力と、おそらくボールが何度か正しい方向へ転がったおかげで、バイキングスは守備陣の苦戦にもかかわらずNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区優勝を果たしている。
65歳のドナテルは1990年にニューヨーク・ジェッツでNFLでのコーチング業を開始した。それほど待たない内にどこか他の場所でスタッフに収まってもおかしくないだろう。
一方のバイキングスは、オコンネルHCが話した通り、2022年に攻撃陣のレベルにはるかにおよばなかった守備陣にテコ入れできる守備コーディネーター探しをすぐに始めている。
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