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2023年のオフシーズンにQBバロウの契約延長に向けて取り組む構えのベンガルズ

2023年01月22日(日) 20:03


シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【AP Photo/Darron Cummings】

シンシナティ・ベンガルズは2年続けて1月末に重要な試合に臨んでいる。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)王座を防衛する立場の彼らは日曜日にディビジョナルラウンドでバッファロー・ビルズと対戦する。

ジョー・バロウは近々、フランチャイズをスーパーボウルコンテンダーの常連へとトランスフォームさせた成果を手にするかもしれない。

チームは次のオフシーズン中にバロウと新たな契約延長の締結を狙っていると現地21日(土)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは『NFL GameDay Morning(NFLゲームデー・モーニング)』で述べている。

ベンガルズは5月1日(月)が期限となるバロウの5年目オプションにサインするだろうともラポポートは付け加えた。しかし、チームはバロウの大型延長契約に向けて動いており、NFL屈指のスターの囲い込みに向けた適性評価を行っている。

「彼らは組織としてキャッシュを増やすための行動に出ていて、スタジアムのネーミングライツ契約やその他のものを取り付けている」とラポポートは語った。「シンシナティのチームはこれまで数年間、フリーエージェンシーに多くを投資してきた。今年は彼らのクオーターバック(QB)に投資すると考えられる」

バロウは2022年シーズンにキャリアハイとなる35回のタッチダウンパスを投げ、トータルパスヤードは4,475ヤードを記録した。また、グラウンドでも257ヤードとタッチダウン5回を記録している。こうした3年目のシーズンは初のプロボウル選出につながり、26歳のQBは逆境の中でも輝き続けている。

シーズン全体にわたってベンガルズは主要選手のケガに見舞われた。多くの試合でワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスとディフェンシブタックル(DT)D.J.リーダーを欠き、ディビジョナルラウンドを前にオフェンシブラインは3人の先発を失った。それでもバロウを司令塔に据えたベンガルズはここまで崩れることなく、レギュラーシーズンを8連勝で締めくくり、AFC北地区タイトル連覇を決め、ワイルドカードラウンドで地区ライバルのボルティモア・レイブンズに勝って連勝を9に伸ばした。

シンシナティの最近の成功を促進させたのは間違いなく26歳のバロウであり、彼の3年目のシーズンはまだ結末を迎えていない。元全体1位指名は近く、契約が結ばれるたびに新たな最高額が飛び出す勢いの熱いQBマーケットに参入する。そしてベンガルズとしてはフランチャイズの顔をできるだけ早く確保しようと意気込んでいることだろう。

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