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【2016年第8週】守備陣の奮闘でブロンコスが今季6勝目

2016年10月31日(月) 09:43

デンバー・ブロンコスのQBトレバー・シーミアン【AP Photo/Jack Dempsey】

現地30日(日)、サンディエゴ・チャージャーズが敵地でデンバー・ブロンコスと対決した。第6週のサーズデイナイトフットボールで対決した際はチャージャーズが勝利を収めてたものの、今回はディフェンス陣が奮闘したブロンコスが27対19でチャージャーズを下し、今シーズン6勝目を挙げている。

立ち上がりからブロンコスはクオーターバック(QB)トレバー・シーミアンがワイドレシーバー(WR)ジョーダン・テイラーへ35ヤードパスを通して敵陣に進み、その後にフィールドゴールを成功させて先制点を決める。対するチャージャーズも直後のドライブでQBフィリップ・リバースからフルバック(FB)デレック・ワットの53ヤードパスで一気に敵陣まで侵入すると、最後はリバースがタイトエンド(TE)アントニオ・ゲイツに7ヤードパスを通してタッチダウン、逆転に成功している。

ブロンコスは第2クオーターにリバースがWRタイレル・ウイリアムスを狙って投げたボールをコーナーバック(CB)ブラッドリー・ロビーがインターセプトし、そのままリターンタッチダウンを決めてリードを奪い返す。その後も、ブロンコスはシーミアンからWRエマニュエル・サンダースに渡った37ヤードパスなどでエンドゾーン付近まで進んだものの、チャージャーズのアウトサイドラインバッカー(OLB)メルビン・イングラムがシーミアンからファンブルを誘い、それをリカバーされて追加点を決めるチャンスを逃してしまう。これで反撃に出たいチャージャーズだったが、ブロンコス守備陣のパスディフェンスを攻め崩せず、10対7とリードを許して前半を折り返した。

第3クオーター早々にリバースはフリーセーフティ(FS)ダリアン・スチュワートにパスをインターセプトされ、自陣でブロンコスに得点のチャンスを与えてしまう。ここで新人ランニングバック(RB)デボンティー・ブッカーが着実に3ヤードを走ってタッチダウンし、ブロンコスがチャージャーズを突き放す。リバースは直後にパスを再びインターセプトされるも、守備陣がファンブルをリカバーし、自陣2ヤード地点でボールを取り返す。そこからWRドントレル・インマンへの37ヤードパスなどでブロンコス陣地に攻め込んだチャージャーズはドライブの最後にリバースがWRトラビス・ベンジャミンに14ヤードパスを通してタッチダウンし、点差を縮める。

ブロンコスは第4クオーター序盤にRBジュワン・トンプソンの1ヤードランでタッチダウンして、さらにギャップを広げた。しかし、その後はチャージャーズ守備陣も意地を見せ、シーミアンのパスをディフェンシブバック(DB)ケイシー・ヘイワードがインターセプトし、リターンタッチダウンを決めて追撃する。試合時間2分半以上を残して敵陣2ヤード地点まで前進したチャージャーズだったが、フォースダウンギャンブルに失敗し、試合を振り出しに戻すチャンスを棒に振った。得点なく、試合はこのまま終了している。

ブロンコスQBシーミアンはパス38回中20回成功、276ヤード、0タッチダウン、1インターセプト。RBブッカーはキャリー19回、54ヤード、1タッチダウンをマークしている。ブロンコス守備陣のパスディフェンスが光る試合内容だった。

一方のチャージャーズQBリバースはパス47回中20回成功、267ヤード、2タッチダウン、3インターセプトを記録。リバースにとってはパスの正確性と決定力に欠ける試合となってしまった。RBメルビン・ゴードンはキャリー23回、111ヤードを走っている。