短いNFLキャリアの中で、2021年シーズンにデトロイト・ライオンズで7試合に出場し、グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック（QB）アーロン・ロジャースをサックしたことで注目を集めたことのあるアウトサイドラインバッカー（OLB）ジェシー・レモニエが亡くなった。25歳だった。

ライオンズが現地26日（木）に声明でレモニエの訃報を知らせており、家族に確認をとったとつけ加えている。詳細については明らかにされていない。

ライオンズは「ジェシーは模範的なチームメイトで素晴らしい青年でしたが、あまりにも早くこの世を去ってしまいました。この困難な時期に、私たちの思いと祈りは彼のご家族とご友人の元にあります」と述べている。

レモニエはロサンゼルス・チャージャーズから放出された数日後、2021年シーズン開幕前にライオンズと練習生として契約を締結。2021年12月19日に臨んだアリゾナ・カーディナルス戦ではサック0.5回を記録し、キャリア通算でサック1.5回、タックル17回をマークした。

レモニエが2シーズン在籍していたリバティ大学も、『Twitter（ツイッター）』でライオンズの声明を見たと明かしている。その後、レモニエ在籍時にリバティ大学フレイムズでヘッドコーチを務め、現在はオーバーン大学で同職に就いているヒュー・フリーズからレモニエの訃報を知らされたという。

バージニア州リンチバーグに位置するリバティ大学は声明で「リバティ・アスレチックス・ファミリーは、元フレイムズの偉大なフットボール選手、ジェシー・レモニエの訃報に接し、深い悲しみを覚えています。フィールド上で激しく戦い、ロッカールームではコーチやチームメイトに慕われていた彼は、フレイムズネーションから愛されていました」としている。

レモニエは2023年XFLドラフトでアーリントン・レネゲイズから指名されていたものの、その以前に契約を交わしていたUSFLにとどまることを選択していた。

フロリダにあるハイアリア高校でプレーしていたレモニエは、カリフォルニアにあるベンチュラ大学で1シーズンを過ごした後、リバティ大学に移籍。在籍していた2シーズン（2018から2019年）の間にチームがFCSからFBSに昇格するのを後押ししている。

レモニエは2019年シーズンのキュアボウルでMVPを獲得してリバティ大学でのキャリアを締めくくった。そこではフレイムズがボウルゲームで初勝利を挙げるのに貢献している。ジョージアサザン大学相手に勝利を収めたことで、リバティ大学は最初のフルシーズンでボウルゲームに勝利した3番目のFBSとなった。

当時、プログラム史上3番目に多い20.5回のサックを記録してフレイムズでのキャリアを終えたレモニエ。チャージャーズとはドラフト外フリーエージェントとして契約を結んでいた。

記事提供：『The Associated Press（AP通信）』

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