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QBカーのトレードへの関心は高いはずとレイダースGMジーグラー

2023年02月03日(金) 15:06

ラスベガス・レイダースのデレック・カー【AP Photo/Don Wright】


9シーズンが過ぎ、クオーターバック(QB)デレック・カーのラスベガス・レイダースでの時間は終わりに近づいているようだ。

2022年シーズンのラスト2戦でカーはベンチに下げられており、チーム離脱に向けた準備が始まっていたような状況だった。レイダースは2023年シーズンのスタートからベテランQBであるカーのトレードオプションを追求すると見られてきたが、この部分ではちょっとした動きが出ているようだ。

レイダースのジェネラルマネジャー(GM)であるデイブ・ジーグラーは、電話が鳴り始めるのは時間の問題だと考えている。

ジーグラーは現地2日(木)に『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』とのインタビューで「私は今週、ここシニアボウルの場に来ていて、当然、皆がここにいると思う。そういった会話をするには良いタイミングだ」と話した。

「デレック・カーに興味をもっている人々はいるだろう。そこに疑いはない。彼はこのリーグで、長い間優秀なフットボール選手だった。前にも言ったように、彼は本当に素晴らしい人間で、この件がどうなるかは見ていくつもりだ」

一方、プロボウルゲームズに参加しているカーは、『NFL Network(NFLネットワーク)』のキャメロン・ウルフに「俺にはノートレード条項がある」と話し、次のように続けている。

「それに、一定の額が保証される期日があるし、フリーエージェントになるかもしれない。だから、すべてのことについて、とにかく率直であるつもりだ。デイブ(ジーグラー)や俺のエージェント、そして俺での話し合いがあった。いずれ解決するよ。だが、俺としては、ただ忍耐強くあるだけだ。俺は自分にとってベストのことをやる。家族にとってベストのことをやるつもりだ。世の中の言うことやら、そういうことは気にしない。自分で選べるし、何でも自分のやりたいことができるのは楽しい」

カーは昨年4月にレイダースと3年1億2,050万ドル(約154億9,437万円)の延長契約を結んでおり、2022年シーズン以降もカーを確保しつつ、必要であればチームには抜け道もある形だった。その後、レイダースはその必要があると判断しており、動くタイミングにもよるものの、デッドキャップは600万ドル(約7億7,178万円)以下に抑えられる状況となっている。

レイダースはトレードによってカーと袂を分かつこともでき、適切なオファーがなければカットすることも可能だ。しかし、後者に関しては、特に先発可能なレベルの選手には常にニーズがあることを踏まえれば、可能性が低いように見える。

動きのある選手の中でも、注目度が高いカー。誰がジーグラーにオファーするのかは、これから数週間で見えてくるだろう。

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