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【2016年第8週】QBカーの活躍で延長戦を制したレイダースが今季6勝目

2016年10月31日(月) 11:08


オークランド・レイダースQBデレック・カー【AP Photo/Chris O’Meara】

現地30日(日)、オークランド・レイダースが敵地でタンパベイ・バッカニアーズと対戦。レイダースはこの日NFL過去最多となる23ペナルティ(計200ヤード)を科されたものの、クオーターバック(QB)デレック・カーが球団記録となる513ヤードを投げ、延長戦にもつれ込んだ末に30対24でバッカニアーズを下している。

バッカニアーズは第1クオーター序盤に、QBジェイミス・ウィンストンからワイドレシーバー(WR)アダム・ハンフリーズへの17ヤードパスで敵陣まで侵入し、フィールドゴールを成功させて先制。第1クオーター終了前にもカーからファンブルを誘い、敵陣でボールをリカバーすると、ウィンストンがWRラッセル・シェパードへ19ヤードパスを通してタッチダウン、バッカニアーズがリードを広げた。

その後、レイダースはフィールドゴールを成功させて反撃に出るも、タッチダウンを決めることはできず、10対3とバッカニアーズにリードを許したまま前半を折り返している。

後半に入り、オフェンスのリズムをつかんだレイダースは、カーからWRアマリ・クーパー、WRセス・ロバーツへのパスで悠々と敵陣に攻め込むと、最後はオフェンシブタックル(OT)のドナルド・ペンにカーが1ヤードパスを通してタッチダウン、レイダースが試合を振り出しに戻した。これで勢いに乗ったカーは、次のオフェンスドライブでもクーパーに34ヤードのタッチダウンパスをつなぎ、リード奪った。

バッカニアーズは第4クオーター序盤に、ウィンストンからタイトエンド(TE)キャメロン・ブレイトへの5ヤードパスでタッチダウンを決めるも、直後のエキストラポイントに失敗してしまう。それでも、ディフェンス陣が奮闘してボールを取り返したバッカニアーズは、連続する相手のペナルティにより敵陣7ヤード地点まで前進し、最後はRBジャクイズ・ロジャースの1ヤードランでタッチダウン。2ポイントコンバージョンも成功させ、リードを7点に広げた。対するレイダースも引き下がることなく、カーとクーパーのコンビの活躍で敵陣へと攻め込み、TEマイカル・リベラへの7ヤードパスでタッチダウンしてスコアを同点に。その後もレイダースは試合時間4秒を残して敵陣32ヤードまで進み、キッカー(K)セバスチャン・ジャニコウスキーにすべてを託すも、ジャニコウスキーが50ヤードキックに失敗し、試合は24対24のまま延長戦に突入。

延長戦序盤は両チームとも攻撃陣がリズムに乗れず。レイダースはペナルティでチャンスを逃し、バッカニアーズは相手守備陣を攻め崩せないまま時間だけが過ぎていった。最終的に試合が動いたのは延長残り1分55秒の時。フォースダウン残り1ヤードで、カーからロバーツへの41ヤードパスが通り、レイダースがタッチダウン、試合を決めた。

レイダースQBカーはパス59回中40回成功、513ヤード、4タッチダウンとキャリア最高の活躍で勝利に貢献している。WRクーパーはレシーブ12回、173ヤード、1タッチダウンと爆発。WRマイケル・クラブツリーもレシーブ8回、108ヤードをマークする大活躍だった。この試合唯一の課題は攻守共にペナルティが多かったことだろう。

バッカニアーズQBウィンストンはパス32回中16回成功、、180ヤード、2タッチダウンの結果で試合を終えた。RBロジャースはキャリー19回、69ヤード、1タッチダウン。バッカニアーズはこれでホーム0勝3敗となった。