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QBブレイディのためにブロックできたことに「感謝している」とバッカニアーズLTワーフス

2023年02月06日(月) 11:05

タンパベイ・バッカニアーズのトリスタン・ワーフス【Aaron M. Sprecher via AP】


クオーターバック(QB)トム・ブレイディが引退したタンパベイ・バッカニアーズにとって、2023年はこれまでと違った雰囲気になることは間違いないだろう。レフトタックル(LT)のトリスタン・ワーフスにとっては特にそうかもしれない。

2020年に全体13位でドラフト指名されて以来、ワーフスは将来の殿堂入りが確実なクオーターバックを守ること以外の仕事をしたことがない。現地4日(土)に『NFL Network(NFLネットワーク)』のキャメロン・ウルフのインタビューに応じたワーフスは、彼やチームはブレイディと一緒にプレーできたことに感謝していると語った。

「俺が見たところ、みんなすごく感謝している」と土曜日にラスベガスで行われていたプロボウルの練習でワーフスは話している。「彼と一緒にプレーできたことに感謝している。彼は史上最高の選手だ。彼を守ることができて本当に幸せだった」

「彼に誇りに思ってもらえたらいいね。うまくやれていたらいいけど。とにかく、彼にとって本当に良かったと思っている」

ワーフスはブレイディのためにブロックした3年間で及第点以上の働きをした。24歳の彼は2020年にバッカニアーズがスーパーボウル優勝を果たした時に新人スターターとして活躍し、2022年にはケガで4試合欠場したにもかかわらず、2年連続でプロボウルに選出されている。

ブレイディは昨年の今頃も引退を表明してから復帰を決めたが、ワーフスは今回も同じようなことが起こるとは思っていないという。

「復帰は期待していない」とワーフスは述べた。「彼はこれで本当に引退したと思うし、そうした彼を祝福したい。彼は最高の選手として引退することができるわけだから、すごくクールだ」

ブレイディの不在は、彼がタンパベイで過ごした3シーズンすべてでプレーオフに進出したバッカニアーズのチームに大きな影響を及ぼすことだろう。

第55回スーパーボウルで優勝したブレイディは5,316パスヤード、43回のタッチダウンでリーグのトップにつけていたが、2021年はディビジョナルラウンドで最終的にスーパーボウル王者となったロサンゼルス・ラムズに敗れている。2022年にブレイディ率いるバッカニアーズはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区を制してプレーオフのホームゲームを獲得することができたが、攻撃面で常に苦戦を強いられた。その苦戦は、バッカニアーズがわずか14点しか取れなかったワイルドカードゲームでダラス・カウボイーズに敗れた時も続いていた。

ブレイディ不在の状況に追い打ちをかけるのが、4シーズン在籍したバッカニアーズの攻撃コーディネーター(OC)バイロン・レフトウィッチもチームを去ることだ。チームが新しいOCを探し続けている中、ワーフスは2023年以降もベテランリーダーの一人として頼りにされることだろう。

ワーフスはブレイディについて「しばらくの間、彼は俺たちのアイデンティティだった」と言う。「俺たちは前向きな良いカルチャーを作ろうとベストを尽くしてきた。チームメイトにもたびたび言っていることだが、自分の態度や努力は自分でコントロールできるものなんだ。だから、日々の練習やチーム合同練習(OTA)、ミニキャンプ、トレーニングキャンプ、すべてにそういう気持ちで臨む必要がある。正しい道を進むためにベストを尽くすだけさ」

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