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2024年秋にFOXでのキャリアを開始する見込みだと明かしたトム・ブレイディ

2023年02月07日(火) 10:48

タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/Peter Joneleit】


クオーターバック(QB)トム・ブレイディの選手としてのキャリアは終わったかもしれないが、今後は彼が放送局でのキャリアを始めるところを見守る必要がある。

現地6日(月)に『FOX Sports 1(フォックス・スポーツ1)』の“The Herd(ザ・ハード)”に出演したブレイディは、空白の1年を経て2024年シーズンから放送の世界に足を踏み入れるつもりだと明かした。

ブレイディは番組内でコリン・カウハードに「僕は自分の仕事を極めたいんだ」と話している。「先週もFOXスポーツの人たちと話をして、そこのリーダーが2024年の秋からチャンスを得られるようにしてくれたことは、僕にとって素晴らしいことだ」

「だから、しっかりと学び、自分のやりたいことで偉大な存在になり、その機会についてじっくり考えるために時間をとるし、何事も焦らないようにしようと思っている」

ブレイディがミシガン大学で最終学年を過ごしていた1999年以来、ブレイディが一切NFLに関与しないのは2023年シーズンが初となる。ブレイディは先日、タンパベイ・バッカニアーズがプレーオフで敗れた後に23年間のキャリアに幕を閉じることを公表した。

昨年5月、FOXスポーツはブレイディがいつキャリアを終えたとしても引退後にNo.1ゲームアナリストとして放送に参加することを発表。10年契約で3億7,500万ドル(約497億0,475万円)という高額な報酬になるのではないかと報じられ、業界内でも話題になった。

ブレイディが現在のNo.1ゲームアナリストであるNFLの元タイトエンド(TE)グレッグ・オルセンの目覚しい活躍を頓挫させる可能性がある中で、FOXが難しい問題を抱えているのではないかという憶測もある。2023年は引き続きオルセンがその座にとどまると予想されているものの、2024年に向けて、オルセンとブレイディに関する計画はまだ十分に練られていない可能性があるのだ。

ブレイディは月曜日に、そのような大型契約に伴ってかかってくる高い期待に応えたいと話している。それは、5年後にプロフットボールの殿堂入りが確実視されているブレイディが選手としてニューイングランド・ペイトリオッツやバッカニアーズでとってきたアプローチと同じだ。

「ペイトリオッツにドラフトされたときも、フリーエージェントでバックスと契約したときも、僕のキャリアについて一つ言えることは、完全にコミットして絶対に人を失望させたくなかったということだ」とブレイディは強調している。「それが自分にとって最大の原動力だったと思う。だから、将来においても、自分の仕事を極めたいと思っている。それには時間が必要だし、戦略を練り、学び、成長し、進化することも必要だ」

また、ブレイディは次のキャリアに向けて準備をしながら、スポットライトからしばらく離れて家族との時間を過ごしたいともほのめかしている。

「そのために多くの人を頼っているし、成長を支えてもらってもいる」と語ったブレイディは「本当に楽しみにしているFOXの放送の仕事に必要なことを、確実に身につけるために時間をとるのは、自分にとって素晴らしい機会になるだろう。でもそれだけじゃなくて、時間とエネルギーが必要な、人生における他の部分にも向き合えると思う」と続けた。

【RA】