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チーフスのパスゲームがスーパーボウルでイーグルスを危険にさらすと49ersのWRアイユーク

2023年02月07日(火) 12:59

サンフランシスコ・49ersのブランドン・アイユーク【AP Photo/Matt Rourke】


スーパーボウルのトラッシュトークが始まった。とは言え、仕掛けたのはフィラデルフィア・イーグルスでも、カンザスシティ・チーフスでもない。

シーズン第7週にチーフスと戦い、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦でイーグルスに敗れたことで、両チームをよく知るサンフランシスコ・49ersのブランドン・アイユークは、イーグルスがカンザスシティを倒す能力に疑念を示した。

アイユークは『Youtube(ユーチューブ)』の番組である『TheSFNiners(SFナイナーズ)』で「あそこのディフェンスについて完全に知っているわけじゃない」と話し、こう続けている。

「彼らのディフェンスは良いって言われている。俺はそこまで確信していない。カンザスシティのパスゲームは、いくつかの不運な状況がある前に俺たちが相手を危険にさらせると思っていたように、相手を危険にさらすと思う。見れば分かるさ。だけど、前にも言ったように、スーパーボウルで勝つには幸運が必要だ。彼らは先週に、ものすごく運が良かったな」

アイユークは2022年の被得点と被獲得ヤードでトップクラスの守備陣を見ながらプレーしていたものの、称賛されるチーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズのパスアタックをスローダウンさせるイーグルスの能力を低く見積もっているのは、実際の数字を見る限り、“すっぱい葡萄”の考え方のように見える。

イーグルスはトータルの被獲得ヤードでサンフランシスコに次ぐ2位であり、プレーあたりのヤード、被獲得パスヤード、サックではリーグトップに立っている。守備陣は相手クオーターバックを危険な状況に追い込むことに長けており、プレーオフを含めたシーズン最多サック記録において、あと4回で1984年のシカゴ・ベアーズに並ぶ。

パスオフェンスでランキング1位、被サックで3位につけるチーフスは間違いなく自分たちの力を発揮するだろうが、イーグルスがこの対戦に向けて十分な態勢を整えていることも確かだ。

しかし、アイユークの視点からすれば、いかにイーグルスが優れたプレーで49ersを31対7で下そうと、49ersがポストシーズンから脱落するに至った環境はイーグルスに有利に働いていたというように捉えられている。

49ersの3人目の先発QBであり、7連勝を収めたブロック・パーディーは、最初のドライブが終わったところで、UCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)断裂で戦線を離れざるを得なかった。バックアップQBのジョシュ・ジョンソンが第3クオーターで脳しんとうを発症したため、パーディーが試合に戻ったものの、新人QBは基本的にフットボールを投げられない状態だ。懸命に追いかけたものの、復帰した後のパーディーはパス2回中2回成功、4ヤードにとどまっている。

「きつかった。間違いなく、おかしな状況だった。あんな状況になったことはないし、唯一のそれが、すべてがかかったチャンピオンシップゲームだったんだ。家に向かい、飛行機に乗って、何が起こったのかをちゃんと理解するまで、本当に時間がかかった。まさに言葉の通り、クオーターバックなしで大半のフットボールゲームをプレーしたような感じだった。これ以上なくクレイジーだ。間違いなく、長い間ずっとそれについて考えることになるだろう」とアイユークは語った。

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