タイタンズがティム・ケリーのOC昇格を含め、多くのコーチ変更を発表
2023年02月08日(水) 09:31現地7日(火)、テネシー・タイタンズがティム・ケリーをチームの攻撃コーディネーター(OC)に指名したことを含め、コーチ陣に複数の変更を加えたことを発表した。
ケリーは2022年にタイタンズでパスゲームコーディネーターを務めており、ヘッドコーチ(HC)のマイク・ブラベルとは、昨季とそれ以前に所属していたヒューストン・テキサンズでの在職期間を合わせて5年間、一緒に仕事をしてきた経験がある。
『Titan Insider(タイタン・インサイダー)』によると、ブラベルHCは火曜日に「今の私たちにはぴったりだと思う。本当に最適だ」と述べたという。
2019年から2021年までテキサンズの攻撃コーディネーターを務めていたケリーは、その間に2人の異なるヘッドコーチ――ビル・オブライエンとデビッド・カリー――の下でその職務に就いていた。2012年にペンシルベニア州立大学の卒業生アシスタントとして初めてケリーを雇ったオブライエンは、2014年にケリーをテキサンズに引き入れ、その後もスタッフを任せ続けて2020年に自身が解雇されるまで徐々に彼を昇格させ続けていた。
ケリーはここ2シーズンでタイタンズの攻撃コーディネーターを務めていたトッド・ダウニングの後任に就く。ダウニングは先日、ポストシーズン進出を逃したことを受けて解雇されている。タイタンズは2022年シーズンに得点で28位、獲得ヤードで30位となっており、クオーターバック(QB)ライアン・タネヒルがケガで欠場した5試合では特に苦戦を強いられていた。
ケリーの弟デニスは、タイタンズが年に2回対戦するAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区のライバルであるインディアナポリス・コルツでオフェンシブタックル(OT)として活躍している。
タイタンズはコーチ陣を全面的に見直しており、パスゲームコーディネーター兼QBコーチとしてチャールズ・ロンドン、守備パスゲームコーディネーター兼コーナーバック(CB)コーチとしてクリス・ハリス、守備陣のクオリティコントロールコーチとしてローリ・ローカスト、守備陣のクオリティコントロールコーチとしてジャスティン・ハミルトンを新たに採用した。
ロンドンは過去2シーズンを過ごしたアトランタ・ファルコンズから、NFL選手として4チームで8シーズンにわたってプレーしていた経験のあるハリスは過去3シーズンを過ごしたワシントン・コマンダースからタイタンズに移っている。
ローカストはタイタンズのコーチングスタッフとして初めてフルタイムで働く女性メンバーとなる。彼女はこれまでの4シーズン、タンパベイ・バッカニアーズでアシスタントディフェンシブラインコーチを務めていた。
タイタンズはチームを離れたキース・カーターの後任として、これまでランニングバック(RB)コーチを務めていたジェイソン・ホータリングをオフェンシブラインコーチとしたことや、元タイトエンド(TE)コーチのルーク・ステッケルをランゲームアナリストに、元RBコーチのトニー・デュースをTEコーチにしたことも発表。
タイタンズのRBコーチポジションは現在、空席となっている。
【RA】