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2022年攻撃部門年間最優秀選手賞はバイキングスWRジェファーソン

2023年02月10日(金) 12:04


ミネソタ・バイキングスのジャスティン・ジェファーソン【AP Photo/David J. Phillip】


ルーキーだった頃、ワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ジェファーソンはNFL合併後の新人レシービングヤード記録である1,400ヤードをマークした。2年目にはランディ・モスが残したミネソタ・バイキングスのシーズンレシービングヤード記録である1,632ヤードまであと16ヤードだった。NFLで3年目を迎えたジェファーソンは、その記録を塗り替えた。200ヤード近く上回って。

2,000ヤードを突破するのはそれほど先のことだろうか? 他には何ができるのだろうか?

現地9日(木)に実施されている『NFL Honors(NFLオナーズ)』の式典で、ジェファーソンがAP通信オフェンス部門年間最優秀選手に選ばれた。まだ24歳になっていないジェファーソンだが、すでに歴代レシービングヤード記録においてプロフットボールの殿堂に入っているリン・スワンを追い抜くまであと610ヤードのところまで来ている。

ジェファーソンはこの部門の投票で1位を35票、トータルで192ポイントを獲得し、次点
であるカンザスシティ・チーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズを上回った。マホームズは1位が10票、計75ポイントを獲得。3位はフィラデルフィア・イーグルスQBのジェイレン・ハーツで、1位3票、52ポイントを集めている。マイアミ・ドルフィンズのワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルには1位が1票入り、4番手につけた。バッファロー・ビルズのQBジョシュ・アレンは1位1票で8番手だった。

ジェファーソンはキャッチ128回(シーズン記録で7位)、1,809ヤード(リーグ歴代6位)、タッチダウン8回を2022年にマーク。また、2ポイントコンバージョンでもキャッチ1回を決めており、ラッシングは4回で24ヤード、タッチダウン1回だった。2回のパスアテンプトのいずれも成功させて34ヤードを獲得しており、初年度のヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネル率いるバイキングスの勝利を前年度より5勝増やし、2019年以来のプレーオフ進出に貢献した。

AP通信NFLオフェンス部門年間最優秀賞は過去4シーズンで3回、ワイドレシーバーのものになっている。2019年にはニューオーリンズ・セインツのマイケル・トーマスが受賞し、昨シーズンにはロサンゼルス・ラムズのクーパー・カップがこの栄誉に浴した。

これらキャリア序盤の生産性は一つのことを示している。バイキングスはすぐに、ジェファーソンに十分な報酬を渡さなければならない。ジェファーソンはこのオフシーズンに長期契約が結べるようになっており、ワイドレシーバーの中で最もリッチな契約が実現するかもしれない。

プレーオフで敗れた後、バイキングスでの自分の立場について問われたジェファーソンはこう語っていた。

「今のところ、俺はこのチームにいられて満足している。シーズンを通じてやってきたことに満足だ。俺の仕事はもっとダブルチームやトリプルチームを破る方法を見つけること。こういうシーズンがこんなにも早く終わってしまったのを振り返るのは間違いなくキツイだろうな」

自分自身や対戦相手がそうと知る前から、ジェファーソンは2023年にさらに高い目標を設定することになりそうだ。

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