ビッグブルーの立て直しに貢献したジャイアンツHCダボールが年間最優秀コーチに
2023年02月10日(金) 16:53ニューヨーク・ジャイアンツのヘッドコーチ(HC)として初めてのシーズンを送ったブライアン・ダボールは、チームを2016年以来の勝ち越しシーズンと、10年以上ぶりのプレーオフでの勝利に導いた。
現地9日(木)、ダボールは迅速なチーム立て直しを評価され、AP通信2022年NFL年間最優秀コーチ賞を受けている。
この賞は接戦となり、1位16票のトータル123ポイントを獲得したダボールが、1位12票でトータル100ポイントだったサンフランシスコ・49ersのカイル・シャナハンHCをしのいでいる。他にはジャクソンビル・ジャガーズのダグ・ペダーソンHC(1位5票、75ポイント)が3番手だった。バッファロー・ビルズのショーン・マクダーモットHC(1位7票、48ポイント)、フィラデルフィア・イーグルスのニック・シリアニHC(1位6票、45ポイント)、ミネソタ・バイキングスのケビン・オコンネルHC(1位1票、23ポイント)、デトロイト・ライオンズのダン・キャンベルHC(1位1票、15ポイント)、カンザスシティ・チーフスのアンディ・リードHC(1位2票、10ポイント)に1位票が入っている。
ジャイアンツのヘッドコーチが年間最優秀コーチ賞を受けるのはダボールHCで5人目になる。これまでにはジム・ファセル(1997年)、ダン・リーブス(1993年)、ビル・パーセルズ(1986年)、アリー・シャーマン(1961年と1962年)がいた。この賞を受けたジャイアンツの新人コーチはダボールに加え、ファセルとシャーマンだけだ。
NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)第6シードだったジャイアンツはミネソタ・バイキングスとのアウェーでの試合に臨み、31対24でワイルドカードラウンドを勝ち上がった。これはジャイアンツにとって第46回スーパーボウルで優勝して以来のプレーオフでの白星だった。ダボールはリーブス(1993年)以来の、ポストシーズンデビュー戦で勝利したジャイアンツのヘッドコーチであり、今季に初めてのプレーオフでの勝利を手にした新人ヘッドコーチはダボールだけだった。
何人かのキープレーヤーがフリーエージェンシーを迎える中で、ダボールによる急速なカルチャーシフトは核となる選手たちをとどめるための説得材料になるだろう。また、チームはフリーエージェンシーやドラフトを通じて新たな才能を加えようとしている。ニューヨークはプロセスを迅速に進めるダボールに感謝するだろうし、ジャイアンツの指揮官は木曜日にその努力を評価されている。
【A】