これからもチーフスにとどまるつもりだとアンディ・リードHC
2023年02月14日(火) 00:31“ビッグレッド”はどこにも行かない。
カンザスシティ・チーフスのヘッドコーチ(HC)であるアンディ・リードは、アリゾナ州グレンデールのステートファーム・スタジアムで実施された第57回スーパーボウルでフィラデルフィア・イーグルスに勝利した後、これからもフランチャイズのヘッドコーチにとどまると語っている。
リードHCは試合後、『NFL Network(NFLネットワーク)』に「私はとどまるつもりだ」と話した。
チーフスがスリリングな38対35での勝利を収めた試合のキックオフ前、『FOX(フォックス)』のジェイ・グレイザーがリードHCと引退の可能性について話したこと、また、リードHCが決断を下さなければならないと話していたことを伝えていた。
その決断は、チーフスとの11シーズン目という選択に至ったようだ。
『Washington Post(ワシントン・ポスト)』によれば、リードHCは試合後の記者会見で「鏡を見れば老いた私がいる」と語り、こう続けたという。
「だが、私の心は若い。今も自分がやっていることを楽しんでいる。その質問はここで50回はされた。私はいよいよ、“何でも、何があってもだ”といったところだ。私は自分が今やっていることに熟達している。彼らが私を起用するなら、私はとどまる」
『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、日曜日の時点で64歳330日だったリードHCはスーパーボウルを制覇した4番目に年長のヘッドコーチとなったという。
チーフスで2度目のスーパーボウル優勝を遂げたリードHCは、複数回のスーパーボウル優勝を記録した14人目のヘッドコーチにあたる。また、その記録を打ち立てた相手は、古巣であるフィラデルフィア・イーグルスだった。複数のオーガナイゼーションでプレーオフで10勝以上した唯一のヘッドコーチであるリードHCは、プレーオフでの戦績を22勝16敗としており、これを上回っているのはビル・ベリチックHC(31勝)のみだ。
もしリードHCがいずれ殿堂に迎えられることにまだ疑いがあるのだとしたら、こちらも知っておいて頂きたい。リードHCは日曜日に、レギュラーシーズン200勝以上とスーパーボウル2勝以上を記録しているわずか4人のヘッドコーチの一人となった。
後半のチーフス戦いぶりは、リードHCによるプレーコールの実地授業のようだった。その様子からはリードHCがまだ全盛期にあることが分かる。4シーズンで2度目のスーパーボウル制覇を遂げ、リードHCはNFLの新たな王朝を築くとの見方もあるカンザスシティに戻っていく。
チーフスのジェネラルマネジャー(GM)であるブレット・ヴィーチは試合後に「このオフシーズンにあらゆるハードワークをやってくれた私のスタッフたちの手柄だ」と『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェームス・パーマーに話している。
「コーチたちが若い選手を獲得し、その若手たちが今日はよくプレーしてくれた。すぐにはそれと分からないような、自信のようなものがあると思う。AFCは1年を通して本当にタフなカンファレンスで、接戦になればわれわれにアドバンテージがあると分かっていた。なぜなら、われわれは今年に、本当にたくさんの接戦をしてきたからだ。この試合の終わり方は、まさにわれわれに合っていた」
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