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WRターピンの2023年の目標はカウボーイズに「俺をオフェンスで使うしかないと思わせること」

2023年02月17日(金) 10:52


ダラス・カウボーイズのケボンタエ・ターピン【AP Photo/Gregory Bull】

ダラス・カウボーイズはこのオフシーズン中にクオーターバック(QB)ダック・プレスコットとワイドレシーバー(WR)シーディー・ラムの他にオフェンスの武器を強化しなければならない。

安定した2番手レシーバーの脅威を欠いたことが2022年のカウボーイズオフェンスにとって足かせとなった。今にして思えば、WRマイケル・ガラップがシーズンを終わらせるほどのケガに見舞われながら、彼の復帰を期待していたのは愚かだったと言えよう。オーナー兼ジェネラルマネジャー(GM)のジェリー・ジョーンズは昨年のオフシーズンに2,000万ドル(26億8,520万円)の契約とともにWRアマリ・クーパーをトレードしたことを一貫して擁護しているが、カウボーイズが2023年にプレーメイキングのオプションを追加する必要があることに疑問の余地はない。

ユナイテッド・ステイツ・フットボール・リーグ(USFL)のMVPに選ばれたことがあり、ダイナミックなキックリターナー(KR)としても活躍してきたWRケボンタエ・ターピンは、ヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーが指揮するオフェンスでより重要な役割を果たすべく、主力選手の座を争う意向を示している。

ターピンは先週にポッドキャスト番組『Blogging The Boys(ブロッギング・ザ・ボーイズ)』でこう述べた。

「今シーズンを振り返るミーティングでコーチ陣は俺がスペシャルチームで活躍したことを認めていると言った上で、これからはもっとオフェンスで起用して、攻守両方の選手にもっと尊重されるような選手にすると言われた。今度のトレーニングキャンプでは、俺をオフェンスで使うしかないと思わせようと思っている。それが俺のマインドセットだ」

カウボーイズとの初めての年で、プロボウルにリターナーとして選出されたターピンはレギュラーシーズンの17試合で61回のスナップに参加し、3回のキャリーで17ヤードと、2回のターゲットのうちキャッチ1回で9ヤードを記録した。ポストシーズンでは3回のスナップに参加してキャッチ1回で8ヤードを稼いでいる。

ターピンのスピードと機敏さを考えると、カウボーイズはレギュラーシーズン中にジェットスイープやクイックスクリーンのプレーで彼に4回以上のタッチを与えることができただろう。マッカーシーHCと元攻撃コーディネーター(OC)のケレン・ムーアは、ターピンのスキルセットをランニングバック(RB)トニー・ポラードと重ねて見ていた可能性がある。カウボーイズがフリーエージェント(FA)のポラードを残留させる方法を見つけることができない場合、ターピンはポラードが占めていたスナップの一部を引き継ぐことができるかもしれない。

どんな展開になろうと、ターピンは2023年にオフェンスにより貢献できることを望んでいる。

「ボールを持っている時の俺はプレーメーカーで、ボールを持っていなくても脅威になれる」とポラードは言う。「シーディー・ラムと一緒にフィールドに出ることが今の俺にとっての一番の目標だ。俺がフィールドにいないとダメなんだと思わせたい」

カウボーイズにはターピンをもっとオフェンスに参加させるだけでなく、ラムの負担を減らすためにWRルームにさらにもう一人追加する余地があるだろう。

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