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「ジェッツに戻れたら最高」と言いつつ、ドルフィンズにも心引かれるQBマイク・ホワイト

2023年03月04日(土) 19:05


ニューヨーク・ジェッツのマイク・ホワイト【AP Photo/Ted S. Warren】

すでにザック・ウィルソンがいて、先発を任せるために腕のいいベテランを追加する計画をチームが描いているにもかかわらず、ニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーはクオーターバック(QB)マイク・ホワイトをロースターに残したい考えを示している。

現地3日(金)、マイアミで『Audacy(オーダシー)』の“AM 560 Sports WQAM(AM 560スポーツWQAM)”の番組に出演したホワイトは、ニューヨークに戻れたらうれしいが、フリーエージェントになろうとしている今、それは実現しないかもしれないことを知っている。

「ジェッツに戻れたら最高だよ」とホワイトは“The Joe Rose Show(ジョー・ローズ・ショー)”で言っている。「前に話したけど、ロッカールームの雰囲気が素晴らしいんだ。毎日みんなと話しているよ。どうなるかは様子を見るしかない。このリーグは変化が激しく、状況は流動的だから、何が起きるかなんて分からない。NFLの仕組みは知っているし、何かを個人的に受け止めるつもりはないんだ。でも俺は(ジェッツの)コーチングスタッフが大好きだし、ロッカールームも好きだから、戻れるならすごくうれしいよ」

ホワイトは昨年、制限付きフリーエージェントとしてギャンググリーンと1年間の契約を交わした。彼は3月15日(水)にオープンマーケットに出ることになっている。

昨シーズンは4試合で先発しており、元攻撃コーディネーター(OC)マイク・ラフルアーの下で良い統制を見せていた。パスコンプリート率は58.86%で、1,192ヤードを獲得、タッチダウン3回でインターセプト4回をマークした。しかし、肋骨(ろっこつ)の骨折でシーズン最終戦には出られなかった。

「うん、今はもう完全に治ったよ」とケガについてホワイトは話している。「タフな道のりだった。眠れない夜もあったし、せきをすると痛くて、あまり笑わないようにしていた。でも今はもう大丈夫」

毎週先発を務めるほどのツールは持っていないかもしれないが、ホワイトはオフェンス内でプレーし、ボールを動かせる能力を見せた。1、2回先発することになったとしてもクラブを壊さない良いバックアップオプションになれる。ギャンググリーンはウィルソンを諦めないと主張していることから、ホワイトは彼らにとって3番目のオプションになるだろう。

カイル・シャナハン/ラフルアースタイルのオフェンスを採用しているクラブの数を考えると、27歳のホワイトはバックアップオプションとして望まれる立場だ。ラフルアーの行き先はラムズに決まり、バックアップを必要としている。マイアミ・ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルのところへ行くことについて、南フロリダ出身のホワイトは質問されている。ドルフィンズのQBルームの展開次第ではちょうどうまく当てはまりそうだ。

マイアミでのバックアップの仕事に興味はあるかと聞かれ、「ああ、それは100%ある」とホワイトは答えた。「個人的な観点から自分本位なことを言えば、俺はそこで育ったから故郷に帰れるなら最高さ。でも、フットボールの観点から考えると、彼らはすごく才能あるいいオフェンスで、若いグループだ。そこで何か特別なものを作ろうとしているのが分かる。その一員になれたら最高だろうね」

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