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カウボーイズ、期限内に長期契約に合意できなければRBトニー・ポラードをフランチャイズタグ指定へ

2023年03月04日(土) 20:21


ダラス・カウボーイズのトニー・ポラード【AP Photo/Bruce Kluckhohn】

2023年シーズンに向けて、ダラス・カウボーイズがバックフィールドの構成に動き始めた。

彼らはランニングバック(RB)トニー・ポラードと現地7日(火)の期限までに長期契約を結べなければ、彼にフランチャイズタグを付けるつもりだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが3日(金)に報じている。

1年間のタグで1,009万1,000ドル(約13億7,081万円)の費用が必要になる。それがポラードの値札として確定する7月17日(月)まで、カウボーイズは彼と延長契約について話し合うことができる。

ディビジョナルラウンドで痛めた足のケガから回復中のポラードは、間もなく26歳になってシーズンを迎えることになる。昨シーズン彼はカウボーイズ最多の1,007ランヤードを記録した。ランでのタッチダウンは9回で、キャッチでも39回のレシーブで371ヤード、タッチダウン3回を追加している。

4年目のRBにとってはブレークの年だった。これまではエゼキエル・エリオットの交代要員として電撃的なポテンシャルがたまに光る程度だったが、初のプロボウル選出に至る過程では彼の方が2023年に優秀なRBになると思わせる活躍を見せた。

2人のRBでダラスのラン攻撃を率いながらも、ポラードがキャリー平均5.2ヤードと稲妻のようだったのに対し、エリオットはキャリー平均3.8ヤードと時折音を立てる雷鳴のようで、その違いははっきりしている。だが、さらにそれが顕著だったのは、若きポラードがエリオット不在の際に先発した3試合だった。

その3試合でダラスのRB1を務めたポラードは48回のキャリーで337ヤード、タッチダウン6回を挙げている。エリオットが2021年シーズン第5週以来達成していない100ランヤード超えを2回もやってのけた。

これら全てがカウボーイズのバックフィールドの難問につながっている。ポラードをフランチャイズタグ指定し、エリオットの1,670万ドル(約22億6,861万円)というキャップナンバーを合わせると、彼らは2人のトップRBのために2,600万ドル(約35億3,197万円)を使うことになる。

これからカウボーイズはエリオットをカットするか契約を見直すかしてポラードとの延長契約を模索することになり、そこにはシャッフルが起きるだろう。

【M】