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DTジョーンズ、DEクラークとの契約調整には潜在力が必要と認めるチーフスGMヴィーチ

2023年03月04日(土) 22:44

カンザスシティ・チーフスのクリス・ジョーンズ【AP Photo/Ed Zurga】

カンザスシティ・チーフスがロンバルディトロフィーを掲げてからまだ3週間とたっていない。流れの速いNFL界ではその瞬間をじっくり味わっているような余裕はないのだ。

ジェネラルマネジャー(GM)のブレット・ヴィーチとそのスタッフはすでに未来に目を向けており、2004年と2005年にニューイングランド・ペイトリオッツが果たして以来、どこも成し遂げたことのないタイトル2連覇を狙っている。

ロースターのアップグレードを続け、レフトタックル(LT)オーランド・ブラウンのようなキー選手を町にとどめようと思うなら、ヴィーチGMはディフェンシブタックル(DT)クリス・ジョーンズとディフェンシブエンド(DE)フランク・クラークの契約を調整しなければならない。どちらも契約はあと1年残っているが、キャップヒットは2,800万ドル(約38億0,366万円)を超えていて保証金はなく、彼らはカンザスシティに残るために契約を見直さなければならない候補者たちだ。

「われわれにとって良いことは、こうしてここで長くプレーしている選手たちとの強いつながりがあることだ」とヴィーチは今週、2023年のNFLスカウティングコンバインで『The Athletic(ジ・アスレチック)』のネイト・テイラーに語っている。「彼らはここにいるのが大好きなんだ。それはわれわれにとって良い出発点だ。こうした選手たちとの絆、そして彼らと長い実績を築いてきたという事実が、時間を稼ぐことに役立っている」

昨年、クラークは成績不振のシーズンを終えて、チーフスに残るための報酬カットを受け入れた。2022年はそこから奮起して改善を見せ、スーパーボウル優勝へと進んでいる。クラークは契約を延長することによって2023年のキャップヒットを引き下げることができる。もう一つの選択肢としては、彼をリリースして2,100万ドル(約28億5,275万円)のキャップを節約する手もある。

「おそらくわれわれはある程度、キャップスペースを空ける必要がある。だが、(クラークと)彼のエージェント(エリク・バークハード)とわれわれの間には長い歴史がある」とヴィーチは述べた。「彼はわれわれが今週話し合う多くの1人になるだろうし、彼と会って、双方にとって理にかなう答えを見つけ出せることを楽しみにしている」

NFLで最も圧倒的なディフェンシブラインマンの1人であるジョーンズとの契約延長もチームの手札に含まれている。

「クリスと彼のエージェントたち(ジェイソン・カッツとマイケル・カッツ)とも間違いなく話す」とヴィーチは言う。「クリスと何かを作り出すことはわれわれにとって意味のあることであり、クリスもここに残ってチーフスの1人として引退したいはずだ」

フランチャイズタグに指定(最終期限は7日)する可能性のあるブラウンのスペースを残して3月15日(水)までに予算をキャップ内に収める必要があり、彼らがジョーンズとクラークの契約を延長するつもりなら、数週間以内にも発表があるかもしれない。だがヴィーチが述べたように、状況が急展開することもある――前回のオフシーズンにタイリーク・ヒルの超大型トレードが突然起こったように。

「私は昨年、タイリークと(契約を)やり直せると考えながらここを離れた」とヴィーチは振り返る。「状況は一気に変わる。マーケットはたいていこうしたことを示唆しているものだよ」

【M】