2022年NFLドラフトでデトロイト・ライオンズから全体2位指名を受けてNFL入りし、ルーキーイヤーに輝かしい成績を収めたディフェンシブエンド（DE）エイダン・ハッチンソンは、重要な2年目のシーズンを前に、大好きなアニメに絡めたパフォーマンスをフィールド上で披露すべく、オプションを熟考していると言う。

4日（土）、世界200以上の国と地域でアニメやマンガを提供する『Crunchyroll（クランチロール）』が東京都内で開催したアニメの祭典『クランチロール・アニメアワード2023』に、プレゼンターとしてカンザスシティ・チーフスのワイドレシーバー（WR）ジュジュ・スミス・シュスターとともに参加したハッチンソンは、「日本は初めてだ。東京も少し回って、京都にも行った。京都は本当に大好きになったよ」と明かし、初来日の今回ですっかり日本に魅了されたようだ。

ソーシャルメディアに投稿していたラーメンは「実は初めて食べた」のだという。「京都で食べたのが人生初ラーメン。これでアメリカに戻ってインスタントのラーメンとかじゃ満足できないよね。スシも美味しかったし、本場のわさびも初めて食べた。とにかくまた早く戻って来たいと思っている」

『クランチロール・アニメアワード2023』の式典前に登場した“オレンジカーペット”では、「楽しいよ。素晴らしい会場だし、いろんなアニメをチェックするのが楽しみ。ノミネートの紹介で出てくる映像だけでも、いろんなアニメを知ることができてうれしい。これから観たい作品とかメモしておかないとね」と興奮している様子だった。

「最近はワンパンマンが好き。3期が待ち遠しいよ」と明かしつつも、一番のお気に入りキャラクターは「ハンターハンターのキルアかな。やっぱりハンターハンターが僕のアニメの原点というか、その中で一番好きなキャラクターだね」とも話している。

また、過去にスミス・シュスターが『かめはめ波』をフィールド上で披露していたことに触れると、「実はさっきも（ジュジュと）話していたんだ。ちょっと考えておくよ。来シーズンで見せられるようにね。これからいろんなアニメを見て決める」とのこと。

1年目に合計サック9.5回を決めたハッチンソンは、チームがプレーオフ争いを展開していたシーズン終盤の6試合でサック4回、クオーターバックヒット5回、タックル21回、タックルフォーロス5回を記録するなど大活躍だった。

「すごい1年だった。正直、今はシーズンが終わってひと安心って気分だよ。いろんなことを学んだ1年だった。ルーキーシーズンだし、ジェットコースターに乗っているようだった。初戦の相手がフィラデルフィア・イーグルスだったんだけど、もちろんリーグでもトップのオフェンシブラインで、スーパーボウル（に出場した）チーム。初戦でNFLのレベルだったり、ここで戦うことの覚悟だったりを知ることができて、それが基準になったという点ではとても良かった」

2年目が「とにかく楽しみ」と言うハッチンソンは「1年目は前菜というか、2年目からが、いよいよメインの登場、ステーキの登場って気分で勝負に行く」と例えながら、サック数の目標を聞くと「数字の目標は持たないタイプだ。そこにはこだわりたくないけど、楽しみにしていてくれ」とのこと。

フットボールのパフォーマンスも、サックを決めたあとのパフォーマンスも、2023年シーズンのハッチンソンから目が離せない。

【NFLJapan.com】