ジャイアンツ、期限内に長期契約が成立しなければQBジョーンズにフランチャイズタグ指定の見込み
2023年03月06日(月) 09:45クオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズの代理人が契約問題を解決できないまま2023年NFLスカウティングコンバインの場を去ると見込まれている中、ニューヨーク・ジャイアンツは少なくとも2023年シーズンにキャリア5年目のジョーンズを確保しておくつもりのようだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地5日(日)に伝えたところによると、火曜日の期限までに長期契約が成立しない場合、ジャイアンツはジョーンズにフランチャイズタグを使用する予定だという。
タグ指定された場合、ジョーンズは2023年に3,241万6,000ドル(約44億0,473万円)を受け取ることになる。
契約最終年にあたる2022年シーズンにブレイクアウトを果たしたジョーンズは、パス成功数(317回)、パスヤード(3,205ヤード)、パサーレーティング(92.5)、ランヤード(708ヤード)、そしてタッチダウンラン数(7回)でキャリアハイを更新。また、ドラフト1巡目指名を受けてからの3シーズンでインターセプトとファンブルに悩まされていたジョーンズだが、昨季はインターセプト(5回)とファンブル(6回)の数がキャリアで最も少なかった。
2022年に復調したスターランニングバック(RB)セイクワン・バークリーと共に、ジョーンズはジャイアンツが2016年シーズン以来の好成績(9勝7敗1分)を収めてプレーオフ進出を果たすのに貢献している。
2022年シーズン前にジャイアンツから5年目オプションの行使を拒否されたジョーンズにとってはタイムリーなシーズンとなった。2022年シーズンでの活躍により、25歳のジョーンズに対する提示価格が上がったのは間違いなく、それが週末にかけて両者の交渉が少し難航した大きな理由だと見られている。
ジャイアンツのジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンはジョーンズとバークリーのどちらにもタグを使用しないことを望みながらコンバインウイークを迎えていたが、適切な報酬額に関して折り合いがついていないと言われているため、3月7日(火)の期限までにジョーンズにタグをつける必要が生じる可能性はある。
それがバークリーとの交渉にどのように影響するかはまだ分からない。タグを回避するための時間はまだあるが、ジャイアンツは少なくとも先発クオーターバックと先発ランニングバックを2023年にキープするというオフシーズンの特権を維持することになる。
【RA】