ラムズがベテランWRロビンソンにトレード追及を許可
2023年03月07日(火) 10:32昨オフシーズンにロサンゼルス・ラムズが獲得した大物選手が2023年に移籍する可能性がある。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地6日(月)朝に状況を知る人物の話をもとに報じたところによると、ラムズがワイドレシーバー(WR)アレン・ロビンソンの代理人にトレード先を探す許可を与えたという。ラムズは取引を促進するためにロビンソンの保証金1,525万ドル(約20億7,469万円)の一部を負担する意思があると、ペリセロはつけ加えている。
ロビンソンは昨年3月にラムズと3,025万ドル(約41億1,575万円)の保証金を含む3年4,650万ドル(約63億2,572万円)の契約を締結。2024年の契約には保証金がない。
ケガやクオーターバック(QB)のパフォーマンスに悩まされ、散々な2021年シーズンを送ったロビンソンが再び軌道に乗るのに、ラムズは理想的な場所だと思われていた。ラムズはWRクーパー・カップの仲間として迎えたロビンソンを、中間ルートで勝つことができ、オフェンスをオープンにするのに貢献してくれるベテラン選手だと見ていた。
しかし、予定通りにはいかなかった。
ロビンソンはディフェンダーから距離をとるのに苦戦。また、QBマシュー・スタッフォードとも信頼関係を築けなかった。ケガにも悩まされ、10試合に出場してキャッチ33回、339ヤード、タッチダウン3回を記録した時点でシーズンを終えている。シーズン第6週にシーズンハイの63ヤードを記録した29歳のロビンソンが50ヤード以上を記録したのはわずか3試合だった。
2年連続で期待外れのシーズンを送ったロビンソンのトレードを促進する上で2つの主な疑問がある。1つは、獲得するチームがロビンソンにどれほど戦力が残っていると判断するか。もう1つは、トレードを実現させるためにラムズがどれほどの出費をいとわないかということだ。
今オフシーズンは実績のあるベテラン選手があまりオープンマーケットに出てこないため、レシーバー陣を一新したいチームはトレード市場に目を向ける可能性がある。現在のロビンソンは2019年から2020年に連続で1,000ヤードを記録したかつての姿を失っているかもしれない。とはいえ、まだ30歳にも満たない彼が一転して活躍するはずだと各チームが自分自身に言い聞かせることはできるだろう。
コーナーバック(CB)ジャレン・ラムジーに関するトレード話やロビンソンの移籍の可能性など、ロサンゼルスでは大きな変化が起きようとしているようだ。
【RA】