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チーフスがDEフランク・クラークをリリースへ

2023年03月07日(火) 11:59


カンザスシティ・チーフスのフランク・クラーク【AP Photo/Reed Hoffmann】

スーパーボウルにおいてカンザスシティ・チーフスの守りの要だった選手が、フリーエージェントになる。

契約改定で合意に至らなかったことから、チーフスがディフェンシブエンド(DE)フランク・クラークをリリースする見込みだ。現地6日(月)に『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えている。

契約最終年である2023年に2,100万ドル(約28億5,390万円)を受け取ることになっているクラークがチーフスに与えるキャップヒットは2,870万ドル(約39億0,089万円)に上る。クラークをリリースすることで、チームはキャップ上で2,100万ドルを節約できる(デッドマネーは770万ドル/約10億4,658万円)。

シアトル・シーホークスによってトレードされてからの4シーズンで、クラークはオールスターに選ばれるだけの選手へと成長した。2019年から2021年は各シーズンでプロボウルに選出され、チーフスの一員としてサック23.5回、タックルフォーロス32回、ファンブルフォース6回を記録している。

クラークはチーフスがスーパーボウルを目指す上で相手の驚異となる存在であり、ポストシーズンにサック2.5回を記録。ポストシーズンに特に活躍してきたクラークは、2019年のポストシーズンにサック5回、2020年のプレーオフ3試合でサック3回をマークした。

しかし、その貢献は2023年も契約を継続するだけのものではなかったようだ。2015年ドラフト2巡目で指名を受けたクラークは、パスラッシャーを必要としている他のチームに居場所を求めることになる。

クラークは2度のスーパーボウルチャンピオン、キャリア通算サック58.5回という経歴をもって30歳でのシーズンを迎える。マイク・ダナや将来が有望されるジョージ・カーラフティスといったDEがまだ契約下にあるチーフスは、クラークが抜けた穴を埋めるプレーメーカーを探すことだろう。

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