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レイブンズ、長期契約が成立しなければQBジャクソンをフランチャイズタグ指定へ

2023年03月07日(火) 12:36


ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【AP Photo/Chris O'Meara】

フランチャイズタグの指定期限が現地7日(火)に迫っている中で、依然としてクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンと新契約を結べていないことから、ボルティモア・レイブンズは必然的な結果を迎えようとしている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが月曜朝に情報筋の話を元に伝えたところによると、火曜日の期限までに長期契約が成立しない場合、レイブンズはジャクソンにフランチャイズタグをつけようとしているという。

また、レイブンズのジェネラルマネジャー(GM)エリック・デコスタは最近、契約の合意に進展があることを期待しながらジャクソンの地元であるマイアミへ赴いて彼と話したとのこと。しかし、1年以上にわたって交渉してきたにもかかわらず、状況はフランチャイズタグを指定する方向へ進んでいるようだ。

レイブンズは次に、非独占的フランチャイズタグあるいは独占的フランチャイズタグのどちらをつけるかを決める必要がある。

最後に独占的フランチャイズタグが使用されたのは、ダラス・カウボーイズがQBダック・プレスコットに指定した2021年だ。独占的フランチャイズタグの場合、ジャクソンはフリーエージェンシーで他チームと交渉できなくなり、レイブンズは2023年に約4,500万ドル(約61億1,667万円)――4月21日(金)に迎える今オフシーズンの制限付きフリーエージェント(RFA)契約締結期間最終日におけるQBの前年度年俸で上位5名の平均額――を支払うことになる。

レイブンズがジャクソンに非独占的タグを使用することを決めた場合、そのコストは2023年に3,240万ドル(約44億0,527万円)になる予定だ。そして、両者は7月17日(月)までに長期契約を締結することになる。非独占的タグでは、ジャクソンは他チームと交渉することが可能だ。一方、レイブンズは別のチームが提示したものと同条件のオファーを出す権利、あるいはドラフト1巡目指名権を2つ受け取る権利を持つことになる。

ジャクソンは2019年シーズンに3,127パスヤード、タッチダウンパス36回、インターセプト6回、1,206ランヤード、タッチダウンラン7回を記録してAP通信年間MVP賞に輝いた。

昨シーズン、ジャクソンは先発出場した12試合でチームを8勝4敗に導いている。しかし、膝の負傷により、シーズン終盤の試合を欠場した。その後、レイブンズはワイルドカードラウンドでシンシナティ・ベンガルズに敗れている。

2022年シーズン終了後、長年にわたって攻撃コーディネーター(OC)を務めていたグレッグ・ローマンと決別したレイブンズは、ローマンの後任としてトッド・モンケンを採用した。

【RA】