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次の契約延長を楽しみにするカウボーイズQBプレスコット、「時が来たら実現するだろう」

2023年03月09日(木) 10:56


ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【AP Photo/Josie Lepe】

フランチャイズタグ期限は過ぎたが、クオーターバック(QB)の契約に対する注目度が下がることはない。

2021年に締結した4年1億6,000万ドル(約219億0,304万円)の契約の2年目を迎えているダラス・カウボーイズのQBダック・プレスコットが、次の契約延長を手に入れようとしている可能性がある。

先週、カウボーイズの取締役副社長であるスティーブン・ジョーンズはインディアナポリスで行われた2023年NFLスカウティングコンバインの場で、プレスコットの契約延長はチームにとって理にかなっていると発言。カウボーイズには29歳のプレスコットの代わりに別の選手を先発クオーターバックに据える計画がない。つまり、プレスコットの今季のキャップナンバーは4,913万ドル(約67億2,582万円)だが、チームは契約を延長することでその数字を下げることができ、そうすれば今オフシーズンに余裕を持つことができるのだ。

現地7日(火)、プレスコットは『The Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』から新しい契約が実現する可能性について質問されている。

グラント・ハリバートン基金主催の昼食会で「ダラス・カウボーイズの一員になることにワクワクしている」と語ったプレスコットはこう続けた。「ここにいるのが夢だった。今、ここにいる以上、他のチームでプレーすることは想定していない。今はただ勝つこと、それを成し遂げること、そしてフロントオフィス(からのサポート)に耳を傾けることを考えている。契約延長は楽しみだ。時が来たら実現するだろう。スティーブン(ジョーンズ)と共にあるし、一夜にして実現する可能性もある。時が来たら実現するのさ。きっと素晴らしいものになる」

どのような契約延長でも、その内容や特徴は興味深いと言えよう。前回、カウボーイズはプレスコットと長期契約に至るまでに2回、フランチャイズタグを使用した。

プレスコットは現在、年俸4,000万ドル(約54億7,908万円)以上を稼ぐ9人のクオーターバック――NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区のライバルであるニューヨーク・ジャイアンツのQBダニエル・ジョーンズは火曜日にこの仲間入りを果たしたばかり――のうちの1人となっている。プレスコットの報酬がどこまで上がるかと、(これまでの交渉で大きなネックとなっていた)契約期間の長さが新たな契約を成立させる上で重要なポイントとなるだろう。

現在、新リーグイヤーの開始を目前に控えている中でカウボーイズはサラリーキャップを大きく超過している。プレスコットと新契約を結べば、カウボーイズはプレスコットが今後もフランチャイズQBであることを保証しながら、今オフシーズン中にアップグレードを図る余裕を手に入れられるはずだ。

【RA】