ジェッツが2024年7巡目指名権と引き換えにレイブンズSクラークを獲得
2023年03月10日(金) 11:04クオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンとの未来が不確定なままのボルティモア・レイブンズだが、他の部分では忙しく動いており、サラリーキャップスペースを空けるためのトレードも行っている。
レイブンズが2024年ドラフト7巡目指名権と引き換えにセーフティ(S)チャック・クラークをニューヨーク・ジェッツに送ると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地9日(木)に伝えた。
2020年に3年1,530万ドル(約20億8,033万円)の延長契約を結んだ28歳のクラークは、過去3年にわたってレイブンズの先発を務めてきた。クラークは契約を1年残した状態でニューヨークへと向かう。
『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によれば、レイブンズはクラークをトレードすることで、キャップ上で414万ドル(約5億6,293万円)を切り詰めることができ、デッドマネーは263万ドル(約3億5,761万円)になるという。トレードの前の時点で、レイブンズは2023年のキャップを900万ドル(約12億2,377万円)超過していた。
レイブンズが2022年ドラフトの1巡目でSカイル・ハミルトンを選択したときから、今回の別離は予想されていた。クラークは2022年にキャリアハイのタックル101回を記録し、レギュラーシーズンの17試合すべてで先発。キャリアを通じ、クラークはインターセプト5回(1回はリターンタッチダウン)、サック3.5回、ファンブルフォース5回、ファンブルリカバリー4回、パスブレイク32回をマークしている。
ジェッツにとって、このトレードはフリーエージェントで失われることになりそうなSラマーカス・ジョイナーやSウィル・パークスが抜けた穴を埋め合わせるものになるかもしれない。ジェッツのSジョーダン・ホワイトヘッドの2023年のキャップヒットも1,000万ドル(約13億5,934万円)以上になるという。
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