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バッカニアーズがQBメイフィールドを先発候補としてターゲットにする見込み

2023年03月13日(月) 09:26


ロサンゼルス・ラムズのベイカー・メイフィールド【AP Photo/Jae C. Hong】

NFLにおけるベイカー・メイフィールドの先発クオーターバック(QB)としての日々は新しい局面を迎える可能性がある。

タンパベイ・バッカニアーズが2022年シーズンにカロライナ・パンサーズおよびロサンゼルス・ラムズに所属していたメイフィールドを先発クオーターバック候補としてターゲットにすると見られていると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが現地12日(日)に報じた。

引退したトム・ブレイディの後釜を探しているバッカニアーズが、今週のフリーエージェント(FA)期間開始時にメイフィールドと契約した場合、メイフィールドはQB1の座をかけてカイル・トラスクと競うことになるだろう。適切な価格でベテランのフリーエージェントQBを探しているバッカニアーズは“何名かの選手”を検討するものの、チームにフィットするという点でも、金銭的な面でも、メイフィールドが最も賢明な選択肢になる可能性はあると、ガラフォロはつけ加えている。

グレッグ・ローゼンタールが選ぶ2023年フリーエージェントトップ101のリストで101位につけているメイフィールドは、2018年NFLドラフトでクリーブランド・ブラウンズから全体1位指名を受けて以来、ジェットコースターのようなキャリアを歩んできた。

ダイナミックなルーキーシーズンと2020年シーズンにおけるプレーオフ進出で脚光を浴びたメイフィールドは、4シーズンをブラウンズで過ごした後、昨オフシーズンにパンサーズにトレードされた。ケガとの闘いも強いられていたメイフィールドはパンサーズと意気投合することなく、ウェイバーにかけられている。ラムズは嵐にさらされていたメイフィールドに避難場所を与え、メイフィールドは鮮烈なデビューを果たしてそれに応えた。メイフィールドはラムズの一員になってから初めて臨んだラスベガス・レイダース戦でチームに逆転勝利をもたらしている。

最終的に、メイフィールドは2022年シーズンにパンサーズとラムズで12試合に出場し、2,163ヤード、タッチダウン10回、インターセプト8回をマーク。先発した10試合の戦績は2勝8敗だった。3シーズンで4つ目のクラブを探している27歳のメイフィールドは、バッカニアーズにちょっとした興奮をもたらすかもしれないが、バッカニアーズが次のフランチャイズQBを見つけるまでの橋渡し的な存在になる可能性は高い。

サラリーキャップを下回るのにまだいくつかの課題を抱えているバッカニアーズとヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズは、帳尻を合わせ、ブレイディの喪失から前進するために最善を尽くそうとしているところだ。メイフィールドはその両方を実現する候補として浮上している。

【RA】