ファルコンズがペイトリオッツTEジョンヌ・スミスをトレードで獲得
2023年03月14日(火) 11:33タイトエンド(TE)ジョンヌ・スミスは大きな注目を集めながらニューイングランド・ペイトリオッツに加入した。しかし、キャップスペースの調整による犠牲者としてチームを去ろうとしている。
ペイトリオッツがドラフト7巡目指名権(全体245位指名権)と引き換えにスミスをアトランタ・ファルコンズにトレードすると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地13日(月)に情報筋の話を元に報じた。
ラポポートによると、スミスはトレードの合意に至る前にキャップスペース上で1,720万ドル(約22億9,927万円)を占めることになっていた契約の再構築にも同意する予定だという。
トレードはアメリカ東部時間3月15日(水)16時【日本時間16日(木)5時】に新リーグイヤーが始まるまで確定することができない。
スミスは2021年オフシーズンに、タイトエンドで大型契約を結んだ選手の1人(もう1人はハンター・ヘンリー)としてペイトリオッツに加入したが、一度も期待に応える方法を見出せずに終わっている。2021年シーズンと2022年シーズンの成績は合わせてキャッチ55回、539ヤード、タッチダウン1回と、ペイトリオッツ攻撃陣では存在感を発揮できていなかった。
2019年シーズンと2020年シーズンに合わせてタッチダウン11回をマークしたスミスは、プレーメイク能力を兼ね備えたタイトエンドとして大きな注目を集めながらニューイングランドに到着。現在は、ファルコンズが以前にバッファロー・ビルズから獲得した7巡目指名権の対価としてアトランタに向かおうとしている。
ファルコンズはスミスの加入に満足するはずだ。彼らはカイル・ピッツの逆サイドにスミスを配置することで、数年前にテネシー・タイタンズがスミスとデラニー・ウォーカーで形成していたような信じられないほど身体能力の高いタイトエンドコンビを作り上げることができるかもしれない。
それがどのような形になるにせよ、ファルコンズは低コスト(契約の再構築待ち)でデプスを強化する予定だ。一方、オフェンスの将来像を描き、それに応じて調整するためにキャップスペースの確保を進めているペイトリオッツは、以前のフリーエージェンシーで大きな注目を集めた選手と袂を分かつことができている。
【RA】