セインツが元ライオンズRBジャマール・ウィリアムスと3年契約
2023年03月16日(木) 17:59ジャマール・ウィリアムスが新たな家を見つけた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、ランニングバック(RB)のウィリアムスはニューオーリンズ・セインツと3年1,200万ドル(約15億9,757万円)で契約について同意したという。保証額は800万ドル(約10億6,463万円)だということだ。
2017年のNFLドラフトでグリーンベイ・パッカーズに4巡目指名されたウィリアムスにとって、ニューオーリンズはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)での3番目のホームになる。移籍はウィリアムスにとって理想的なタイミングで訪れた。彼はデトロイトでの最後のシーズンに1,066ランヤードと17回の大量タッチダウンというキャリアベストシーズンを記録して2023年を迎えようとしている。
4月に28歳になるウィリアムスにとっては今が売り時だった。一部のライオンズファンは涙を浮かべて彼のデトロイトからの旅立ちを見送ることだろう。何しろ彼は『HBO』の“Hard Knocks(ハード・ノックス)”で見せた感動的なスピーチによって多数の支持者を獲得した選手なのだ。だが、NFLはビジネスの側面も強く、ウィリアムスが昇給を得るなら、それは2023年だった。
年平均のサラリーは決して極端に高額なものではなく、NFL内の他の大半のポジションと比べると、かすんで見えるほどだ。クオーターバック(QB)が年間4,000万ドル(約53億2,342万円)や5,500万ドル(約73億1,120万円)を稼ぐのに対し、ウィリアムスがセインツで受け取るのは微々たる額だ。しかし、それが彼の価値を表しているわけではなく、現在のRBマーケットの状況を描き出しているに過ぎない。現地15日(水)の午後を前にスロースタートを切ったマーケット動向は、マイアミ・ドルフィンズがラヒーム・モスタートとジェフ・ウィルソンを引き留め、ダラス・カウボーイズがエゼキエル・エリオットをリリースしたあたりが最も目立った動きだった。
ウィリアムスは年400万ドル(約5億3,083万円)で、アルビン・カマーラを筆頭とするオフェンスの1人としてプレーすることになる。彼はキャリアの大半でナンバー2バックを務めてきており、グリーンベイ・パッカーズではアーロン・ジョーンズ、ライオンズではディアンドレ・スイフトが相手だった。セインツでの相手はカマーラだ。デレック・カーという新しいQBを得て、2年目のスターワイドレシーバー(WR)、クリス・オレーブとベテランWRマイケル・トーマスを擁するレシーブ陣がいるオフェンスで、2人は強力なデュオになれるかもしれない。
ウィリアムスにとって、キャリアの次のステップを進む時が来た。その舞台は“ビッグ・イージー”ことニューオーリンズだ。
I just wanna say thank you to all the Detroit fans and everybody apart of the hidden village of the den 🙏🏾 I’ve grown a lot just from those two years and i appreciate every experience I had with every person I came to encounter while I was there. pic.twitter.com/bQZT1LAeNh
— Jamaal Williams (@jswaggdaddy) March 15, 2023
「ただただ全てのデトロイトファンと隠れ里の仲間にありがとうと言いたい。オレはこの2年間で大きく成長したし、そこにいる間に出会った全ての人々との経験に感謝している」
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