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レイダースからジャイアンツへのトレードは「不意打ちだった」とTEウォーラー

2023年03月17日(金) 10:59

ダレン・ウォーラー【NFL】

現地13日(月)にタイトエンド(TE)ダレン・ウォーラーは妻でWNBAのスター選手であるケルシー・プラムとの新婚旅行から帰国した。そして、火曜日にウォーラーはラスベガス・レイダースからニューヨーク・ジャイアンツにトレードされたことを知った。

昨年の秋にレイダースと3年の延長契約を結んだにもかかわらず、それを一年と経たずして打ち切られたウォーラーはこのトレードに驚いたという。

ウォーラーは水曜日に「これはまったく予想していなかった」とニューヨークのメディアに話している。「レイダースで活躍できるように、そして4月中旬から始まるすべてのことに備えてとにかくできる限りのことをしようと思っていたところだった。不意打ちだったけど、これがこのビジネスの本質だ」

ウォーラーは2019年と2020年に2年連続で1,100ヤードのシーズンを記録し、2020年にはプロボウルの候補となり、NFLでも屈指のタイトエンドの脅威と評された。彼の体格とスピードはラインバッカー(LB)やセーフティ(S)にとって悪夢だ。

しかし、ウォーラーはレイダースでの過去2シーズンはケガに見舞われて思うような結果を残せていない。2022年には9試合にしか出場しておらず、28回のキャッチで338ヤードとタッチダウン3回の記録に留まる。

もしビッグブルーが獲得したのが健康でダイナミックなウォーラーであるなら、これは当たりのトレードと言えよう。一方で、もし彼のケガが完治していないのであれば、ジャイアンツはこの一年を無駄にする可能性が高い。

彼の名誉のために言っておくと、30歳のウォーラーは自分の健康状態を懸念する声を理解し、それをファンにとっての「当然の懸念」と呼びながらも、本人はそれを過去のものとすることができる状態にあると信じている。

「自分を心から信じ、俺の行動と一貫したパフォーマンスを通してジャイアンツファンも信じてくれると思っている」とウォーラーは語った。「今は俺の健康状態について疑問を持たれても構わない。それは当然の懸念だと思うけど、俺自身はそういった問題に対処してきたと思っている。俺はフィールドに出た時はチームの武器となり、チームが望む次のレベルに到達するための戦力になるためにベストを尽くしたいと思っている。それが俺の目指すところだ」

ヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールのオフェンスにおいて、ウォーラーはビッグブルーが初めて追加した、試合を左右することのできる真のプレーメーカーとなる。だが、それは彼がフィールドに立ち続けることができるということが前提だ。

ウォーラーはこう話している。「今はかなり調子がいい。俺にとってこのオフシーズンに向けて最も大きな課題は、適切なタイミングに自分のピークを持ってくること。俺のゲームを高いレベルにまで昇華させるのに役立ったのは2018年、2019年、2020年のオフシーズンで、それが普通になるくらい自分を限界まで追い込んだことだ。今はそれをどうやってもっと効率よくこなして、シーズンが始まった時にピークを迎えられるか、トレーニングキャンプを迎えた時にすでに疲れ切ってしまっているようなことがないようにするかだ」

【R】