カロライナ・パンサーズがベテラン選手をロースターに加える。

パンサーズがこれまでミネソタ・バイキングスに所属していたワイドレシーバー（WR）アダム・シーレンと契約初年度の報酬が1,000万ドル（約13億2,364万円）になる3年2,500万ドル（約33億0,910万円）の契約を結ぶと、『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地19日（日）に情報筋の話を元に報道。チームは後にこのニュースを正式に発表した。

バイキングスは3月10日に9シーズンを共にしたシーレンを放出。ドラフト全体1位指名権を得るために、2023年ドラフト全体9位指名権や将来のドラフト指名権、ワイドレシーバーのD.J.ムーアをシカゴ・ベアーズに送った後、ベテラン選手の存在をチームに加えたいと望んでいたパンサーズに、シーレンは加わることになっている。

ムーアの移籍に伴い、グレッグ・ローゼンタールが選ぶトップ101フリーエージェント（FA）リストで84位に位置していたシーレンのルートランニング能力が必要とされていた。

バイキングスでジャスティン・ジェファーソンに次いでナンバー2の役割を担っていた32歳のシーレンは今後、パンサーズで最も経験豊富なワイドレシーバーとなる予定だ。現在、パンサーズのWR陣にはテラス・マーシャルJr.やラビスカ・シュナルトJr.、プレストン・ウィリアムスがいる。

パンサーズがシーレンのような選手との契約を決断したことは、パンサーズに加入するかもしれないC.J.ストラウドやブライス・ヤング、アンソニー・リチャードソンといった新人クオーターバック（QB）にとって安心材料となり得るだろう。フリーエージェンシーを迎えるにあたり、パンサーズはQBアンディー・ダルトンと1年契約を締結。ロースターに注目すべき新戦力を加えた。

昨シーズン、プロボウルに2度選出されたことのあるシーレンはレシーブ70回、716ヤード、タッチダウン6回をマーク。最後に1,000レシーブヤード以上を記録したのは2018年シーズンだ。

ランニングバック（RB）マイルズ・サンダースと契約の条件に合意したり、タイトエンド（TE）ヘイデン・ハーストを迎えたりするなど、パンサーズは忙しいオフシーズンを過ごしている。

【RA】