WRメコール・ハードマンとジェッツが1年契約に合意
2023年03月23日(木) 11:15ニューヨーク・ジェッツがクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースの獲得戦線に動きがあるのを待ちながらオフェンスの戦力を追加し続けている。
ジェッツがワイドレシーバー(WR)メコール・ハードマンと契約を結ぶと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地22日(水)に情報筋の話を元に報じた。NFLネットワークのイアン・ラポポートによれば、ハードマンが結ぶ1年契約は最大で650万ドル(約8億5,080万円)になる可能性があるとのこと。ジェッツがクリーブランド・ブラウンズにWRエライジャ・ムーアをトレードすることを決めた日に、ハードマンはジェッツに加入することになっている。
先日25歳になったハードマンはキャリア最初の4シーズンをカンザスシティ・チーフスで過ごしていた。ドラフト2巡目指名を受けてNFLキャリアをスタートさせたハードマンは、これまでに57試合に出場し、キャッチ151回で2,088ヤード、タッチダウン16回を記録。また、ランナーおよびリターナーとしてさらに2回のタッチダウンも決めている。
しかし、昨シーズンは鼠径(そけい)部と腹部の長引くケガに苦しめられ、レギュラーシーズンの半分以上を欠場することに。さらに、第57回スーパーボウルの欠場も余儀なくされ、ハードマンにとっては屈辱的なシーズンとなった。2022年シーズン、ハードマンはチーフスで8試合に出場(5試合に先発)し、レシーブ数(25回)とレシーブヤード(297ヤード)でキャリア最低の数字をマーク。タッチダウンは6回(レシーブ4回、ラン2回)記録した。
ハードマンは今年2月に鼠径部を外科的に修復している。
今オフシーズン、ジェッツはこれまでグリーンベイ・パッカーズに所属していたWRアレン・ラザードと4年4,400万ドル(約57億6,121万円)の契約を締結した。また、2022年オフェンス部門年間最優秀新人賞に輝いたギャレット・ウィルソンをはじめとし、コーリー・デイビスやデンゼル・ミムスといったワイドレシーバーもロースターに抱えている。それはロジャース――あるいは、ジェッツが最終的に先発を任せることになる選手――にとって、十分な戦力となるはずだ。
【RA】