FAのTEフォスター・モローががんを発症、キャリアを中断することを発表
2023年03月23日(木) 14:49現地22日(水)、フリーエージェント(FA)のタイトエンド(TE)であるフォスター・モローがホジキンリンパ腫を患っており、フットボールから離れることを発表した。
25歳のモローは『Twitter(ツイッター)』で、ニューオーリンズ・セインツの身体検査を受けた後にがんを発症していることが判明したと明かしている。
「ある意味で奇跡的なプロセスを経て、今回のフリーエージェント期間は自分の人生を変えるものになった」とつづったモローはこう続けた。「ニューオーリンズにあるセインツの医療チームが行った定期健康診断で、ホジキンリンパ腫を患っていることが分かった。今はがんという新たな敵と戦うためにフットボールから離れる。これまで応援してくれた人たちや、一緒に戦ってくれた人たちに感謝している。何百もの先人たちが道を照らしてくれなければ、俺は一歩も踏み出すことができなかったし、これからも彼らの導きを求めていく」
「そうは言っても、俺はこいつを蹴散らして自分が大好きなことをするために戻ってくるぜ! AMDG!」
メイヨークリニックによると、ホジキン病とも呼ばれるホジキンリンパ腫はリンパ系――体内の細菌と戦う免疫システムの一部――に影響を及ぼすがんの一種だという。リンパ球と呼ばれる白血球が制御不能になることで、リンパ節の腫れが生じたり、全身に症状が現れたりするものだ。
米国がん協会によると、5年間の“ホジキンリンパ腫と診断された全患者の相対生存率は現在、約89%”になっているとのこと。しかし、がんのステージや年齢によって、その割合は変わってくる。
モローは2019年ドラフト4巡目指名を受けてラスベガス・レイダースに入団した。レイダースで過ごした4シーズンでは、キャッチ91回で1,107ヤード、タッチダウン12回を記録している。2022年シーズンにキャリアハイとなるキャッチ33回、420ヤードをマークしたモローは、今オフシーズンにフリーエージェントとなった。