ジャイアンツがベテランWRジェイミソン・クラウダーと契約
2023年03月24日(金) 10:20フリーエージェント(FA)のワイドレシーバー(WR)ジェイミソン・クラウダーが東海岸にとどまることになっている。
現地23日(木)、ニューヨーク・ジャイアンツがクラウダーと契約すると発表した。
29歳のクラウダーは昨オフシーズンにバッファロー・ビルズと契約したが、出場はわずか4試合にとどまっている。9年目のシーズンを迎えようとしているベテランのクラウダーは、昨シーズン第4週にビルズがボルティモア・レイブンズに勝利した試合で足首を骨折。その後の試合には出場せずに故障者リザーブ(IR)に置かれ、そのままビルズでの在籍期間を終えることになった。
昨シーズン、クラウダーはレシーブ6回で60ヤードを記録。昨年を迎えるにあたり、クラウダーとアイザイア・マケンジーのどちらがビルズでスロットレシーバーになるのか、その競争が注目されていた。1シーズンを経て、ビルズはマケンジーとクラウダーの両方をチームに呼び戻さない決定を下している。クラウダーがジャイアンツに加入する一方で、マケンジーはインディアナポリス・コルツを新天地として選んだ。その後、ビルズはディオンテ・ハーティおよびトレント・シェフィールドをチームに迎えている。
クラウダーはスターリング・シェパードをはじめとし、ダリウス・スレイトンやアイザイア・ホッジンズ、ワンデール・ロビンソン、そして新たに契約を結んだパリス・キャンベルらがいる、充実したWRルームに加わる予定だ。クラウダーがキャリアで特に活躍したのはニューヨーク・ジェッツに所属していた2019年シーズンだと言えるだろう。このシーズンにクラウダーはキャッチ78回で833ヤード、タッチダウン6回を記録した。
『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、クラウダーは元ラインバッカー(LB)マーカス・ダウティンや、元セーフティ(S)モーリス・タイラー、元コーナーバック(CB)ロスコー・ワードに加えて、ビルズ、ジャイアンツ、ジェッツで1試合以上に出場するNFL史上4人目の選手になる予定だという。
昨シーズンにプレーオフ進出を果たしたジャイアンツは今オフシーズンに、クオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズの周りに適切なオフェンスの武器をそろえることを計画している。その最大の動きとしては、プロボウルに選出された経歴を持つタイトエンド(TE)ダレン・ウォーラーのトレードが挙げられるだろう。今回の契約により、ジャイアンツはクオーターバックの周りにクラウダーという経験豊富なスロットレシーバーを置くことになった。
【RA】