ブロンコスWRハムラーが胸筋の手術、トレーニングキャンプには間に合う見込み
2023年03月24日(金) 11:45デンバー・ブロンコスのワイドレシーバー(WR)K.J.ハムラーがまたしてもひどいケガに見舞われている。
オフシーズン中に行っていた自主的なトレーニングで胸筋を部分断裂したハムラーが先日、手術を受けたという。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地23日(木)に状況を知る人物の話を元に報じた。
回復までのタイムテーブルは4カ月から6カ月とされているため、ハムラーはトレーニングキャンプまでに復帰できる可能性がある。
かつてドラフト2巡目指名を受けたペンシルベニア州立大学出身のハムラーは、またしてもケガを抱えることになった。
2020年、ルーキーシーズンが始まる前にハムストリングを負傷していたハムラーは、シーズン初戦の出場を見送っている。ハムストリングの問題が原因でもう1試合の欠場を余儀なくされたハムラーは、脳しんとうを起こしたことにより、故障者リザーブ(IR)に置かれた状態でシーズンを終えた。
それ以降、ケガの深刻度は増している。
ハムラーは2021年シーズン第3週にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、残りの試合を欠場。さらに、昨年11月には練習中にハムストリングを痛め、その後に症状がぶり返したことでシーズン最後の9試合を逃した。
ブロンコスでの3シーズンで、スピードスターであるハムラーは23試合しか出場しておらず、通算成績はキャッチ42回で620ヤード、タッチダウン3回(タッチダウンはすべてルーキーシーズンに記録)だ。
2024年にフリーエージェント(FA)になるハムラーにとって、次のシーズンは重要なものとなるが、今回の負傷により、それを迎える前にショーン・ペイトン新HC(ヘッドコーチ)のオフェンスに十分に慣れ、クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンとさらなる信頼関係を構築することができなくなっている。
ブロンコスはチームのワイドレシーバー――特に、ジェリー・ジューディおよびコートランド・サットン――のトレードについて話し合ってきたと報道されている。しかし、ティム・パトリックがケガからの回復を目指している最中にハムラーが新たに負傷した。そうした状況でブロンコス幹部がこれ以上のトレード交渉を断念するかに注目だ。
【RA】