イーグルスRTレイン・ジョンソンが2026年まで契約を1年延長で39億円の保証を得る
2023年03月25日(土) 00:53他のオフェンシブタックル(OT)たちがどんどん稼いでいるこのオフシーズン、フィラデルフィア・イーグルスがレイン・ジョンソンに太っ腹なところを見せた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは現地24日(金)、イーグルスがジョンソンに3,000万ドル(約39億1,248万円)を保証する1年3,344万5,000ドル(約3億6,268万円)の延長契約を与えたと報じている。
この延長によってジョンソンは2026年まで契約を済ませたことになる。最初にこのニュースを報じたのは『ESPN』だった。
昨シーズンのオールプロに選出されたジョンソンは4,730万ドル(約61億6,551万円)の契約でまだ3年を残していたが、2023年の保証額は1,225万ドル(約15億9,678万円)、2024年は125万ドル(約1億6,295万円)しか保証されていなかった。1年が追加されたことでジェンソンは次の4シーズンにわたって8,075万ドル(約105億2,633万円)で契約していることになり、3,000万ドルを保証されることになる。
新たな数字に基づき、ジョンソンは再びRTマーケットのトップに躍り出ることになり、これまで年平均報酬で抜かれていたOTライアン・ラムチェック、ブライアン・オニールを抜き返すことになった。4年で8,075万ドルというのはチーフスがこのオフシーズンにフリーエージェントのOTジャワーン・テイラーと契約した額(4年8,000万ドル/約104億2,720万円)をわずかに上回る。だがチーフスは4,000万ドル(約52億1,360万円)を保証した上で、彼を左タックル(LT)に動かす可能性が高い。
ジョンソンの契約はまた彼の2023年のキャップナンバーも引き下げている。元は2,420万ドル(約31億5,486万円)の予定だった。それが新契約によっておよそ1,480万ドル(約19億2,942万円)に下がるとガラフォロは付け加えており、チームはおよそ940万ドル(約12億2,544万円)を節約したことになるという。
32歳のジョンソンは今もNFLのプレミアRTの座に君臨しており、リーグ内屈指のブロッカーだ。その価値に対し、過去の契約報酬(フリーエージェントのOTマイク・マクグリンチーとデンバー・ブロンコスの契約より50万ドル/約6,520万円多いだけ)が少なすぎたのだ。新しいパッケージは契約と選手に沿いつつ、イーグルスのキャップやオプションを損ねないものとなっている。
イーグルスのオフェンシブラインにおいてジョンソンは堅固なとりでだ。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス/PFF)』によると、4度のプロボウルに選出され、2度のオールプロになっているジョンソンはこの2シーズンで一度もサックを許していないという。キャリアを通して許した28回のサックのうち10回は彼のルーキーシーズンのものだ。以来、彼が許したのは9年間で合計18回となっている(比較としてPFFは2022年単体でシンシナティ・ベンガルズのLTジョナ・ウィリアムスが12回のサックを許したことを引き合いに出している)。過去4年間でジョンソンは合計2回のサックを許した。
イーグルスは彼がまだ数年間にわたって残ることを確実にしたわけだ。
ジェネラルマネジャー(GM)ハウィー・ローズマンはこのオフシーズンに何人かの先発を失っているが、オフェンシブラインの重要ピースは戻ってくることが確定し、喜んでいることだろう。センター(C)のジェイソン・ケルシーやジョンソンの新契約はオフェンスの継続性において大きな意味を持つ。
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