LBボビー・ワグナーがシーホークスと1年9億2,000万円で契約
2023年03月26日(日) 17:13今週末とこれから数カ月にかけて、シアトルで再会劇が起ころうとしている。
元ロサンゼルス・ラムズのラインバッカー(LB)ボビー・ワグナーがシアトル・シーホークスに復帰するため、700万ドル(約9億1,525万円)の契約にサインすると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとイアン・ラポポートが現地25日(土)の夕方、伝えた。その後チームから正式発表があった。
「戻れてうれしい」と発表後、ワグナーはラポポートにメッセージを送っている。
32歳のワグナーはロサンゼルスで1シーズンをプレーしてシアトルに戻ることになる。2022年にはラムズで全17戦に先発し、タックル合計140回、タックルフォーロス10回、QBヒット10回とインターセプト2回を記録した。2022年のラムズではケガ人が多発し、前年のスーパーボウル王者は栄光の再現をできずに終わった。少しだけそこに立ち寄ったワグナーだが、すでに荷物をまとめてシアトルでヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルや元チームと再会しようとしている。
ワグナーはNFLデビューからの10シーズンをシアトルでプレーした。シーホークス時代に彼は8度のプロボウルに選ばれ、オールプロ選出は6回、第48回スーパーボウルで優勝している。チームで合計1,383回のタックル、QBヒット78回、タックルフォーロス68回、インターセプト11回を挙げて貢献した。
グレッグ・ローゼンタールが選ぶトップ101フリーエージェントのリストで11位にランクインするワグナーは、昨シーズンのランディフェンスが30位だったシーホークスにとって必要とされる存在だった。
だが、11年目のベテランが今回加わるのはクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンのいないチームだ。昨年、9勝8敗の彼らはサンフランシスコ49ersに次ぐディビジョン2位でシーズンを終えた。プレーオフには進んだものの、スーパーワイルドカードで49ersに敗れている。
QBジーノ・スミスが頭角を現し、プロボウル級のプレーを見せたシーホークスは再建モードではない。ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・シュナイダーのオフシーズンのプランは2023年に戦うことを目指したものだった。スミスと再契約したシアトルは、ディフェンシブエンド(DE)ドリーモント・ジョーンズ、若手セーフティ(S)ジュリアン・ラブとも契約している。
2022年に成功を収めたシーホークスは2023年NFLドラフトで10の指名権を保有している。55位までに4回(全体5位、20位、37位、52位)の指名権がある。
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