チーフスWRムーアに“ステップアップ”を期待するリードHC、QBマホームズは足首のリハビリ継続中
2023年03月26日(日) 18:21この時期、どのNFLチームも選手たちが別のクラブに行くことを受け止めなければならない。カンザスシティ・チーフスは2023年NFLドラフトの開始を前に、フリーエージェンシー第1波で去っていった重要選手たちの穴埋めをしようとしている。
現地25日(土)に開かれた年次リーグミーティングで、チーフスのヘッドコーチ(HC)アンディ・リードが『NFL Network(NFLネットワーク)』のスティーブ・ワイチのインタビューに応じ、フリーエージェンシーで去ったワイドレシーバー(WR)ジュジュ・スミス・シュスターやメコール・ハードマンの代わりに大きな役目を担うのは誰かということについて口を開いた。
「スカイ・ムーアにはステップアップを期待している」とリードHCは述べた。「他は全てどうなるかを見守りたい。変わらず戻ってくる選手たちもいて、ジュジュはいないが、そのグループのことは気に入っている。メコールは少々ケガがあったので、われわれが思ったほどプレーする機会がなかった。ジュジュなしでの正解を見つけたい。誰かがステップアップしてそのスポットを引き受ける必要がある」
これから2年目のシーズンを迎えようとしているムーアにとってはかなり重い課題だ。WRのデプスチャートは厚く、マルケス・バルデス・スカントリング、カダリウス・トニーやハードマンがいたため、ムーアはルーキーとしてそれほどプレーの場を与えられなかった。スミス・シュスターとハードマンがいなくなった今、リードは2022年に2巡目指名したムーアの成績向上に期待している。
昨シーズン、彼はプレーオフを含めて19試合でプレー(先発3回)し、レシーブ27回で267ヤードを稼ぎ、スーパーボウルで初めてタッチダウン1回を決めた。
ムーアのような選手たちのステップアップを必要とする一方で、リードHCはクオーターバック(QB)パトリック・マホームズにはこれまで通り、毎年新顔を迎えながらも維持してきた成功を継続してくれることを期待している。過酷なプレーオフで痛めたマホームズの足首の状態についてもHCは最新情報を提供した。
「何も処置は必要なかった。順調だし、本人も良い感触を得ている」と彼は説明する。「今回はすぐにワークアウトに飛び込み、リハビリをしつつ足首を使った。いろいろなパーツを使ってリフティングやランニングをしているが、何の支障も出ていない」
トレーニングキャンプに向けてマホームズが順調に進む中、カンザスシティはまだこれからムーアと並ぶ新顔やベテランのパスキャッチャーをロースターに加える可能性もある。グレッグ・ローゼンタールが選ぶトップ101フリーエージェントの中で可能性として注目すべき名前はランキング9位のオデル・ベッカムだ。
ベッカムのような選手を追加する話はあるのかと聞かれ、リードHCは次のように述べた。「オデルは良いフットボール選手だ。ああ、彼はいい仕事をする。まあどうなるか見てみようではないか」
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