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トレードがうわさされているWRホプキンスについて言及したカーディナルスHCギャノン

2023年03月27日(月) 13:46


アリゾナ・カーディナルスのジョナサン・ギャノンHC【AP Photo/Alberto Mariani】

ワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスに関するトレードのうわさは絶えないかもしれないが、アリゾナ・カーディナルスの新ヘッドコーチ(HC)であるジョナサン・ギャノンはそれを気にとめていない。

現地26日(日)、ギャノンHCはリーグ年次ミーティングの場で『NFL Network(NFLネットワーク)』のスティーブ・ワイチに対して次のように述べた。「現在、彼がカーディナルスの一員であるものとして動いている。だから、彼と一緒に会議室やフィールドに行き、どこまでいけるか楽しみにしている。彼が一流の選手であることは知っている。過去に守備面のコーチとして、ディビジョンで何度か彼と対戦しなければならないことがあって、彼がもたらす課題に直面してきた。彼と一緒に仕事ができることにワクワクしている」

フィラデルフィア・イーグルスで2シーズンにわたって守備コーディネーター(DC)を務めた後、カーディナルスのHC職を手に入れたギャノンHC。イーグルスに所属する前は2018年から2020年にかけてインディアナポリス・コルツでコーナーバック(CB)コーチを務めていた。NFL入りしてから2019年シーズンまでヒューストン・テキサンズに所属していたホプキンスは当時、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区を恐怖に陥れていた。

ホプキンスはテキサンズで過ごした最後の3シーズンでいずれもオールプロのファーストチームに選出されている。アリゾナでの3年間でその栄誉を再び得ることはできなかったが、31歳のシーズンを迎えるホプキンスがどれほど危険な存在になれるかを、ギャノンHCは十分に理解している。

9試合しか出場していないにもかかわらず、ホプキンスは2022年にチームでトップの717レシーブヤードを記録。キャッチ数は64回と、チーム内1位のWRマーキス・ブラウンの記録まであと3回に迫った。それは、オフシーズン中にトレードがなければ、初任のコーチが頼りにすることを計画するようなタイプの選手だと言えよう。

ギャノンHCは、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)と半月板の断裂により、シーズン初戦を欠場する見込みのクオーターバック(QB)カイラー・マレーについて、最新情報を提供した。

「先週、彼はダラスで外科医と共に過ごしており、調子はいいようだ。医師たちは彼の状態を好ましく思っている。彼はこれからストレングスルームでいくつかのことを始める予定だ。順調に回復している」とギャノンHCは話している。

ギャノンHCはワイチに対し、マレーを身体的およびメンタル的に守るため、彼がフィールドに戻る時期については最終的にコーチが判断することになるだろうと明かした。ギャノンHCはシーズン初戦にマレーの代わりに先発を務める選手を指名していない――現在、ロースターにいる他のクオーターバックはコルト・マッコイとデビッド・ブラウだ――が、マレーのようなダイナミックな脅威がいない状態でオフェンスを動かす課題については言及した。

「もちろん、誰がクオーターバックをやるにしても、カイラーと同じようなスキルセットを持っているわけではない」と述べたギャノンHCはこう続けている。「だから、その選手を中心にオフェンスでやっていることを合わせていくし、カイラーが復帰したら、彼に合ったオフェンスにするだろう。トリガーを引く選手によって少し異なる指示になるかもしれないが、システムは整っている」

守備コーディネーターとしての経歴を持つ新人ヘッドコーチは、昨季にNFLで2番目に多い得点を許したディフェンスを調整することにも取り組まなければならない。

それでも、楽観的な姿勢で仕事に臨もうとしているギャノンHCはこう語った。

「人からは“どうやって持ち上げるつもり?”と言われる。どうやって持ち上げるかって? これは今までで一番いい仕事だ。だから、どうなるか分からないが、試合に勝たなければならない。ヘッドコーチになることに関して一番ストレスだったのは、家探しだった。見つけた家は素晴らしいところだ。優秀な人がそろっている」

9月になってもそういった感触が真実であり続けるかは、いずれ分かるだろう。不動産業者を見つけるよりも大きなストレステストの最初の一つは、シーズン第1週に待ち受けている。

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