QBミンシューは競うために来たとコルツHCスタイケン
2023年03月27日(月) 15:41インディアナポリス・コルツがクオーターバック(QB)ポジションを定めていないのは何ら秘密ではないが、だからといって、スターターがロースターにないというわけではない。
現地26日(日)、リーグの年次ミーティングの場でコルツヘッドコーチ(HC)のシェーン・スタイケンが『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロの質問に応じ、チームが獲得した最新の選手の一人であるQBガードナー・ミンシューについて話した。
スタイケンHCはミンシューが先発に指名されるかについて「今のところ、当然彼は競いあって自分のベストになるためにここに来たのであって、われわれが向かおうとしているのもそういう方向だ」と話した。
「彼が今いるのはそういう位置であり、現段階の彼の役割がそれだ」
スタイケンとミンシューの間には、イーグルスで共に過ごしたという短い歴史がある。
「ああ、ガードナーは素晴らしかった。彼やフィリーとは2年を一緒に送り、彼がゲームをどう見るか、どう進めるかを見てきた。まるでコーチのように、彼は本当によく見ている。彼は素晴らしかった。プレーのチャンスがあるときには常に、彼はわれわれのために良いプレーをしたし、もちろん、ジャクソンビルでのルーキーイヤーもすごかった。信じられないくらいの人物で、フットボールのゲームを愛し、戦略を愛している。彼が一緒にいてくれるのは、本当に幸運なことだ」
とは言え、コルツには2023年NFLドラフト全体4位指名権がある。つまり、そこでクオーターバックを選択することも可能だ。スタイケンはチームがすべての候補生を見ていると認めた一方、全体4位指名権で何をしようとしているかについては語らなかった。
トップQBについてはどのくらい取り組んでいるか尋ねられたスタイケンは「毎年、指名権がどの位置だろうが、私自身がどのチームのメンバーであろうが、クオーターバックに関する仕事をするし、何が起ころうが、どこで指名しようが、誰を指名しようとしようが、彼らについてはリサーチをしたいものだ」と話した。
コルツがクオーターバックを指名するには、順番を待たなければならないだろう。コルツの前には2023年ドラフト全体1位指名権をシカゴ・ベアーズから獲得したカロライナ・パンサーズや、全体2位指名権を保有するヒューストン・テキサンズがいる。そのいずれもが、クオーターバックを必要としているのだ。
2022年シーズン中にミンシューは計5試合に出場し、2試合で先発した。これはレギュラーシーズン終盤にジェイレン・ハーツが肩を負傷したためだ。これら5試合でミンシューは663パスヤード、タッチダウン3回、インターセプト3回を記録した。
2022年のイーグルスでの初の先発出場で、ミンシューはチームが34ポイントを獲得する手助けをしたものの、シーズン第16週のこの試合は40対34で終わっている。
26歳のミンシューにはまだ若さがある。しかし、コルツのQB1としてのチャンスが与えられるかは、今後の展開次第だ。
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