NFLオーナーがルール変更の投票を実施、ラフィングザパサーのルールは変わらず
2023年03月29日(水) 15:20議論が重ねられてきたNFLのラフィングザパサーのスタンダードは2023年も変わらないままとどまる。
リーグオーナーらは現地28日(火)にアリゾナ州フェニックスで開催されている年次リーグミーティングの場で、ラフィングザパサーのペナルティをレビュー可能にする案を否決した。
また、パントがタッチバックとなった際にボールを25ヤードラインに置く案、および、25ヤード以内でフェアキャッチになったボールを25ヤードラインに置く案の判断は5月に持ち越されている。さらに、デトロイト・ライオンズが提示した、ロースターに第3のクオーターバックを含めることを可能にする案も同様に持ち越しとなった。
また、ライオンズはパーソナルファウルをコーチのチャレンジの対象とする案を取り下げており、2023年にリプレーレビューに含まれる可能性はなくなった。
フィラデルフィア・イーグルスはオンサイドキックの代替として、ポゼッションを維持するために自陣で第4ダウン残り20ヤードからの攻撃を可能にするという興味深い案を提示したものの、これもフェニックスでは保留となっている。
【2023年に承認されたプレールール修正案概要】
フィラデルフィア・イーグルスの提案
規則5第1条第2項に対する、以下の修正案。ジャージーナンバーにゼロ(0)を使用することを許可する。キッカーとパンターが0から49、および90から99のジャージーナンバーを使用することを可能にする。
ロサンゼルス・チャージャーズの提案
規則4第6条第3項および第7条第4項に対する、以下の修正案。他のタイミングルールとの一貫性をもたせるため、インスタントリプレーで判定が覆った後のプレークロックの調整。
ヒューストン・テキサンズの提案
規則15第1条第2項に対する、以下の修正案。リプレーオフィシャルの権限を拡大し、失敗した第4ダウンのアテンプトへのレビューを可能にする。
競技委員会の提案
片足、もしくは両足の始動の定義の変更。
競技委員会の提案
パーソナルファウルを犯した際のペナルティの策定。
競技委員会の提案
イリーガルなフォワードパスなどの他の違法な行為に対するものと一貫性を持たせた、ボールを違法に前方へ手渡すことに対するぺナルティの策定。
競技委員会の提案
イリーガルなフォワードパスなどの他の違法な行為に対するものと一貫性を持たせた、違法なパント、ドロップキック、プレースキックへのペナルティの策定。
競技委員会の提案
オフェンスが自分たちのファウルの結果として、ハーフの延長による恩恵を得るのを回避すること。
競技委員会の提案
第8条から“突き当てる、ぶつける、突く”という文言を取り除き、こういった行為を“許容されないヘルメットの使用法”に組み込むことによって、相手に対するヘルメットの使用について明確化すること。
【2023年に承認された規定案概要】
競技委員会の提案
レギュラーシーズン中、前週の金曜日および土曜日にウェイバーにかけられた選手のクレーム期間を月曜日に変更。
競技委員会の提案
契約を授与するための第2のタイブレーカーに勝利の強度を導入。
競技委員会の提案
標準昇格ルール(練習生を53名ロースターに昇格させる際のルール)を踏まえ、ポストシーズンの契約ルールを調整。ポストシーズンロースターをレギュラーシーズン最終週が終わった後のニューヨーク時間水曜日16時に凍結。
【2023年に承認された決議案概要】
バッファロー・ビルズの提案
レギュラーシーズンとポストシーズンのロースタートランザクション期限を等しくする。ポストシーズンのサタデーナイトゲームのトランザクション期限をニューヨーク時間土曜日16時に変更。
ロサンゼルス・チャージャーズの提案
選手の試合への出場可否状況をさらに明確化。
下記のチームによる提案
ニューオーリンズ・セインツ、アトランタ・ファルコンズ、ボルティモア・レイブンズ、バッファロー・ビルズ、カロライナ・パンサーズ、シカゴ・ベアーズ、クリーブランド・ブラウンズ、ダラス・カウボーイズ、デンバー・ブロンコス、デトロイト・ライオンズ、グリーンベイ・パッカーズ、ヒューストン・テキサンズ、インディアナポリス・コルツ、ジャクソンビル・ジャガーズ、カンザスシティ・チーフス、ラスベガス・レイダース、ロサンゼルス・チャージャーズ、ロサンゼルス・ラムズ、ミネソタ・バイキングス、ニューヨーク・ジェッツ、フィラデルフィア・イーグルス、シアトル・シーホークス、タンパベイ・バッカニアーズ、テネシー・タイタンズ、ワシントン・コマンダース
プレシーズンのロースター削減日を1日とすること、また、それに関連する手順の確立。
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