セインツWRトーマスは100%ではないが快方に向かっているとアレンHC
2023年03月30日(木) 11:00ニューオーリンズ・セインツは今月はじめに3年連続でケガに悩まされたワイドレシーバー(WR)マイケル・トーマスとの契約を見直し、かつては記録的なプレーを見せていたワイドアウトがようやくフィールドに留まれることにかけている。
現地28日(火)の年次リーグ総会でヘッドコーチ(HC)のデニス・アレンは、トーマスはオフシーズンのこの時点では完全に健康な状態ではないと語った。
「そのことについて具体的なことを話すつもりはないが、それでも彼は快方に向かっている」とアレンHCはチームの公式サイトで述べている。「彼は100%ではないし、われわれは慎重に時間をかけて進めていくつもりだ。100%になるまで彼をフィールドに出すつもりはない」
アレンHCのコメントによって、トーマスがフィールドに留まるのに苦戦する姿を見慣れたセインツファンは「またか」と反応するだろう。
トーマスは過去3年間でレギュラーシーズンに合計10試合にしか出場していない。2021年はすべて欠場し、昨シーズンは3試合だけだった。
ケガの心配はあるものの、アレンHCは秋にはトーマスがフィールドに立つことを期待しているという。
「健康な状態で準備万端であることを期待している」とアレンは話している。「それがいつなのかといった憶測には触れたくない。だが、われわれは今の彼の状況には満足している」
2023年にトーマスが本当に健康であれば、彼の復帰によってクリス・オレーブと俊足のラシッド・シャヒードとの強力なWRトリオが誕生する。しかし、30歳のトーマスが2年間ほとんどプレーしていないことを考えると、現時点では彼がどのようなパフォーマンスを見せるかを予想することはできない。今はただ、トーマスが2019年に149回のキャッチでNFL記録を樹立して以来、初めて机上の空論をフィールドで実現することを願うばかりだ。
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